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コミュニティカフェ

川崎の魅力を発見できる!企業と人が集う場所─コミュニティカフェ まんまmiyu(川崎市幸区堀川町)

川崎駅西口から線路沿いを徒歩8分―川崎市産業振興会館という、ホール・展示場・会議室などが併設された地域経済の活性化を促進する施設の2階に、2020年1月「コミュニティカフェ まんまmiyu」(以降、まんまmiyu)がオープンしました。

まんまmiyuは、川崎区大川町に本社がある美遊JAPAN有限会社が運営しています。地域のさまざまな人が集い、川崎の魅力を再発見できる場所、まんまmiyu。今回は店長の岩 篤志さんに、まんまmiyuの機能や魅力についてお話をうかがいました。

 

■誰かの挑戦をあと押し!「まんまチャレンジ」

─本日はよろしくお願いいたします。

岩さん:よろしくお願いいたします。

─名刺の肩書きにある「共創担当」とはどのような意味があるのでしょう。

岩さん:ひとりではできることって少ないけれど、人と人が知り合って取り組めることは多い。そこで、「共に創りあげていきたいな」という思いを込めて「共創担当」と名乗らせていただいています。まんまmiyuで取り組んでいる「まんまチャレンジ」も「共創」の取組みの一環です。

─「まんまチャレンジ」はどのような経緯でスタートしたのですか?

岩さん:もともとは「もったいない」という思いからです。採用面接のさいに、ご自分の価値を低く見積もっている方が多くて、「なんてもったいないのだろう」「どうすればそうじゃなくなるのかな」と考えていました。もしかするとご自分が主体となって何かに取り組んだ経験をもてたら、胸を張ることができるのではないかなと考えたのです。その経験を得るための挑戦をあと押ししたい!それが「まんまチャレンジ」という企画が生まれた背景です。

─具体的にどのようなチャレンジがありましたか?

岩さん:シェアキッチンを使ってケーキ作りにチャレンジしようとしている方や、麦わら帽子のヘアピンアイテムを販売し、収益を動物愛護の寄付につなげる活動をされている方がいらっしゃいます。まんまチャレンジでは目標と期間を決め、企画シートにチャレンジ名や具体的な企画内容を記載します。その方も最初は「100個なんて売れないかも・・・」と心配していましたが、私たちがきちんと段取りをたてるお手伝いをしたことで賛同者も増え、無事に目標を達成することができました。ヘアピンは現在も展示スペースに置いてありますのでぜひご覧ください。

麦わら帽子ヘアピン(左上)もまんまチャレンジのひとつ

─目標が達成されたら自信になりますよね。

岩さん:はい。

─レンタルスペースはどのようなことが行われていますか?

岩さん:ラテアートの講習会やお料理教室、編み物の会、親子のクリスマス会などの企画もありました。おもしろい使い方だなと思ったのは、ここにブルーシートを敷いて、お子さまがちぎった新聞紙をぶわぁーっとまいて遊んでいたことですね。家ではできないような激しい遊びをやらせてあげたいという方もいらっしゃいます。

─楽しそう!!その遊びは家ではできないですね。

岩さん:まんまmiyuは“おむすび”を看板メニューで提供しているので、そのときいた子どもたちに「“おむすび”を作ってみたい人~!」と声をかけたらみんな「やってみたい」と言ってくれて。「手に水をつけて握る」ことも教えてあげたらみんな楽しそうに握っていました。

 

■“おむすび”で多文化共生をめざす

「おむすび弁当」(予約制)

─まんまmiyuの看板メニューは“おむすび”なのですね?

岩さん:はい。こちらは鶴見線ツアーというイベントのときにご予約していただいた「おむすび弁当」になります。

─おいしそう!なぜ“おむすび”を提供しようと思ったのですか?

岩さん:三角形の“おむすび”発祥の地が川崎と言われていることをご存知ですか?でも、川崎に本社がある“おむすび”専門店はないのです。それじゃあ!と思い立ったわけです。

また“おむすび”は、いろいろな具材を入れてさまざまなマリアージュができますよね。多文化共生の川崎らしい具材が作れるかな、と思って“おむすび”の提供を始めたというのもあります。“おむすび”を通じてその国々の文化とか歴史を理解することにより、いっしょに“おむすび”を食べて「これおいしいわね、何のスパイスを使っているの?」など、興味関心が生まれてくるきっかけになってくれるといいな、と思ったのです。

─なるほど、“おむすび”がつながりをもつきっかけにもなるというわけですね。「かわさきの塩」というのも、“おむすび”ならではの発想ですよね。

岩さん:“おむすび”に使う塩についても調べていたら、江戸時代に川崎で塩作りをしていたということがわかりました。そこから興味をもち、おそるおそる検査をしてみたら・・・なんと食用に使えるレベルであったということがわかったのです。

塩作りキット。リーフレットには製塩の歴史やSDGsへの取り組みが記載されている

─川崎の海水から作った塩が食用に??

岩さん:そのような反応が多いのですよ。数値としては安全ではあるけれど、安心とまではいかない。でも安全と知ってしまったからには伝えていきたいと思うのです。「じつは川崎の海はきれいなのですよ」と。この思いが塩作りキットという形になりました。安心と思ってもらえるように、安全を伝えるための活動として塩作りのワークショップを続けていきたいと思っています。

─塩作りキットは夏休みの自由研究でも使えそうですし、子どもたちが川崎の海や環境について考えるきっかけにもなりそう。

岩さん:自分たちが住んでいる川崎の海の歴史や環境に興味をもってくれたらうれしいですね。

 

■場所を生かし魅力と情報を発信、そして新しいつながりを生む。

展示スペースを活用して商品を紹介

─なぜ川崎市産業振興会館というこの場所でカフェを出すことになったのですか?

岩さん:会館のカフェスペースの運用者に関する公募がきっかけです。

じつは川崎は「川崎ものづくりブランド」を立ち上げるなど、ものづくりの町としての認知を進めていますが、一般の方にその技術や商品の情報はなかなか知られていません。同じように、産業振興会館といっても一般の方にはあまり意識されていないのが課題でした。

弊社もグループ会社が金属加工をしていてものづくりとは深いかかわりがありましたので、ぜひやらせてもらいたいなと思って応募しました。カフェでの身近な飲食のなかで、ものづくり川崎の魅力、商品制作技術や情報を発信していけるのではないかなと考えました。炭火焼とか熱燗をつけられる野燗炉(のかんろ)なども紹介していきたいなと思っています。

─まんまmiyuにある展示スペースは商品を知ってもらえるきっかけになりますね。一般の来場者が増えれば、その魅力にふれる場所となるわけですね。

岩さん:ここで川崎の魅力を発見してもらいたいし、発信してもらいたい、このような思いからこの場所でカフェを運営しています。

─広さもあるのでイベントスペースとしても使用されることがあるようですね。

岩さん:はい、企業のイベントなどでもお使いいただいたこともあります。ここで「香辛子レシピコンテスト」も開催したこともあるのですよ。香辛子は某食料品会社で研究開発された川崎生まれの唐辛子の新品種なのですが、フルーティーで辛みの少ない燃焼系野菜です。「おむすび弁当」で使っている香辛子味噌は香辛子を使った“おむすび”具材です。

「香辛子味噌のおむすび」

─香辛子が川崎生まれの野菜とは知りませんでした。

岩さん:香辛子以外にも川崎市北部には農家もたくさんありますので『かわさき野菜』は弁当によく使用しています。地産地消~川崎弁当~には「ここのお野菜を使っていますよ」という紹介文もつけています。

─紹介文で『かわさき野菜』の情報も得ることができるのですね!

野菜を作っている農園の紹介もしている

─ものづくりの展示やイベントなど、企業や人とのつながりもたくさんできるのですね。

岩さん:ここはコミュニティの場ですのでいろいろな方が来る出会いの場でもあります。現在ホテル縁道のレストラン「縁道食堂」にて朝食で“おむすび”を提供させていただいておりますが、そのきっかけもこのカフェでした。うちとしてはここにカフェを出店しなかったらこの出会いもなかったですし、私以外でも事業者同士がこの場所でつながって新商品が生まれたり、ここで誰かとつながることによって新しいステージへ進めたりということもあります。

コミュニティの場がきっかけで始まった朝食提供

─コミュニティカフェでの出会いが、“おむすび”提供へとつながったわけですね。それにしてもおいしそうな朝食!まんまmiyuでは“おむすび”は予約のお弁当での提供ですが、こちらに足を運べばできたての“おむすび”をいただけるということですね。

岩さん:平日は35食、日曜は45食提供していて、朝食だけ食べに来てくれる方もいらっしゃいます。はい。月曜日以外毎日提供しておりますので、機会がありましたらぜひお越しください!

─岩さんの作った“おむすび”、きっとおいしいのでしょうね。

岩さん:絶妙な握り加減でおいしいと言ってくださいます。計算すると・・・12,000個は握っていますからね。そりゃ上手になりますよ!

─12,000個はすごいですね!!

 

─窓が大きく景色がよく見えるのもこのカフェの魅力のひとつですね。桜の咲く季節はすばらしい景色でしょうね。

岩さん:春は桜もよく見えてきれいですよ。電車はJRと京急線が走っていますが、1分間に3~4本走るときもあるので、お子さまには喜ばれますね。じつはこのカフェテーブルは「描けるテーブル」としての機能もあるのですよ。描く用のペンも用意してありますので、お子さまが電車を見ながらお絵かきで遊ぶこともできます。

─このテーブルに直接描いていいのですか?子どもだけでなくおとなも楽しめそうですし、打合せで使えそうですね!

桜が見える席でお花見気分

ランチのローストビーフ丼もおすすめです

オードブルと会議弁当

 

三角“おむすび”は川崎宿が発祥と言われています。紀州の徳川吉宗が江戸に向かうときに川崎に立ち寄り、葵の御紋に見立て三角形に握られ丸い盆に3つずつ並べて出されたことから「御紋むすび」と呼ばれ川崎宿の名物になったそうです。

まんまmiyuではケータリングサービスも行っています。オードブルや会議弁当、そして「おむすび弁当」、機会がありましたらぜひ利用してみてください!

 

コミュニティーカフェ まんまmiyuの店舗情報
店名 コミュニティーカフェ まんまmiyu
席数 22席
電話番号 044-548-4132
最寄り駅 JR「川崎駅」・京浜急行電鉄「京急川崎」
アクセス 川崎駅西口から徒歩8分 京急川崎駅から徒歩7分
住所 川崎市幸区堀川町66-20 川崎市産業振興会館2階
営業時間 【火~金】9:30~17:00
【月・日・土】 ご予約に応じて営業
定休日 月曜日・日曜日・祝日
ホームページ https://miyu-japan.jimdofree.com/
食事の提供 あり 10:30~14:00
レンタルスペース あり 9:00~21:00
レンタル棚ショップ あり
Wi-Fi なし
充電
プロジェクタ投影 ご予約(お問い合わせください)
おむつ替え設備 あり(1階)
ベビーカー入店 お手伝いします
離乳食 なし(お湯の提供あり)
ベビーシート あり(ひとつ)
車いす着席 不可
車いす手洗い 不可

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