たいせつじかん ?ほっと一息。少し休憩。幸せな時間?

コミュニティカフェ

町工場の中にあるカフェ「DEN」(横浜市都筑区東山田)

カフェ「DEN」_1

横浜市営地下鉄グリーンライン「東山田駅」より徒歩15分。駅から中原街道を川崎方面へ進み、第三京浜の手前で、少し勾配のある脇道に入る。道なりに坂を登り続けると、「あれ?山道に入っちゃったかな・・・」と、かすかな不安が心に浮かんだそのとき、シンプルモダンな建物が現れる―町工場の中にあるカフェ「DEN」である。文句なしにおしゃれな外観、しかし、その周囲は、人がにぎわう商業施設も、閑静な住宅街もない。町工場がつづくまちなみだ。そんな景色の中、ひっそりと、しかし、圧倒的な存在感でたたずむファクトリーカフェDEN.。今回のたいせつじかんは、コミュニティカフェレポート第1弾として、横浜市都筑区東山田 町工場の中にあるカフェDENについてお届けします。

 

カフェ「DEN」地図

横浜の町工場の中にあるカフェDENホームページより

DEN外観1

■ものづくりスピリッツあふれる空間

スタッフの得田さん

人懐っこい笑顔の得田さん。おしゃれな町カフェ店員さんにいそうなチャーミングな女性です

―こんにちはー!

得田さん:いらっしゃいませ!

ほかの社員様:いらっしゃいませ。

―あら~?なんか不思議な感じです!カフェに来たのだから、「いらっしゃいませ」で合っているのですが、お店に来た気がしません!スタッフの方の服装のせいですね、きっと(笑)

得田さん:はい(笑) ここはカフェであると同時に、カフェを運営する株式会社スリーハイのショールームにもなっていますので、カフェに来られるお客さまを、会社に来られたお客さまと同じようにお出迎えします。この会社は工業用ヒーターを作る製造業で、この場所はまさにものづくりの現場ですから、社員たちはビジネススーツというよりは、このジャンパーユニホームでビシッとキメています(笑)カフェに来たのに不思議な感じがするのは、普通のカフェにはない「ものづくりの現場感」が漂っているからかもしれませんね。

―確かに「ものづくりの現場感」、あります!テーブルやスツールなどのインテリアは完全におしゃれカフェなのに、ちょこんと置いている置物をよく見てみると、制作用の道具だったり。こういった道具も、置かれる場所が変わると、こんなにおしゃれに見えてしまうんですね~。

得田さん:ありがとうございます(笑)

DEN内覧1

DENのカフェスペース。流行の「おとこまえインテリア」で重厚感のあるスツールたち。しかし、壁や窓が明るく、緑もたくさん配置されているからか、自然の中でくつろいでいる気持ちになる不思議な空間

DEN内覧2

ひとつとして同じデザインの席はない。どの席に座っても、見ていてあきないインテリア小物たち

DENの内覧3

作業テーブルのある店内。奥のテーブルには作業道具がたくさん置いてあるが、カフェの空間に溶け込んでしまい、映画のワンシーンのように映る

―実際に社員のみなさんが、このカフェの中でも作業をしていらっしゃるのですね。作業机もありますが、カフェにすごく溶け込んでいますね。なんだかアニメーション映画の作品に出てくる職人の作業場のよう。生活や仕事と場所を共用すると、カフェの非日常的な雰囲気が損なわれてしまうように思うのですが、ここはかえっておしゃれ感が増しているように感じてしまいます。どうしてでしょう・・・???

得田さん:そうですね、ちょっとした小物なども、カフェの雰囲気に合うように職人が手を加えたりしているからかもしれませんね。このあたりのものは全部そうですね。

DEN内覧4

カフェにある作業テーブルで作業をする井上さん。カフェ空間とあいまって、アニメーション映画の作品を見ているような感覚になります

―おおおおおおっ!これもですか?!すごくかわいい!おしゃれです!作業の細かさもすごいですけど、こんな部分まで気にかけるのですね!さすが職人さんです!

DEN内覧5

カフェにある作業テーブル。いたるところにセンスのいいオブジェが配置されて、おとなの遊び場のような雰囲気まで感じます。流行りの流木のオブジェもつるしています。よく見ると・・・

DEN内覧6

よく見ると、白いゴリラが乗っています。どのオブジェにも、細かなプラスαが施されていて、地域の子どもたちから「ここは、いちいちオシャレだ!」と言われるそう。こどもたちの言葉のセンスも素敵です。

 

得田さん:非日常性が保てるのは、こういった小物などの効果もあるでしょうけれども、やはり、テーブルやスツールを含めたカフェの内装デザインそのものの効果が高いのだと思います。この内装は、あるリフォーム屋さんのデザイナーさんにご依頼したのですが、たとえばカウンターの板ひとつにしても、アンティークな古材を扱うお店で選んでいただいたりしたので、重厚感が違います。

―本当ですね!!それでもこの重厚感に負けないテーブルやスツール、壁紙や窓枠などを選んでいくのって、たいへん難しそうですよね。

得田さん:普通はデザイナーさんに入っていただくと、「こんな感じになりますよ」と図面などが出てくるので、途中段階が分かると思うのですが、ご依頼したデザイナーさんは、「こんな雰囲気のカフェにしたいんです」とオーダーしたのですが、いっさい図面が出てこず。できあがるまでどういったものができるのか、じつは正直分からなかったのです。いろいろ省かれたので、結果お得にリフォームできたと社長が申していましたけど(笑)

DEN内覧7

重厚感のあるスツールが並んだカウンター席。テーブルの板はアンティーク古材でできていて、どっしりとした安心感があります。窓からのやさしい光で、ゆっくり読書も楽しめそう

―なんだか天才デザイナーさんみたいですよね!!その天才デザイナーと、職人たちのエッセンスが加わったインテリアが、このDENの「ものづくり感」溢れる非日常的なカフェの雰囲気を醸し出しているのですね。

得田さん:お店のディスプレイに関しては、窪田さんの力によるものが大きいです。窪田さんはDENで火曜、水曜、木曜に出すランチシェフをしていただいています。お料理だけじゃなく、ディスプレイやDIYもお好きなので、キッチン周りのDIYなどもお願いしました。あの壁は窪田さんが塗られたんですよ。

―最近は女性もDIYをする方が多くなっていますが、こんなに上手にできてしまうんですね!キッチンもすごく素敵です。生活感を出さないで、機能的に使えるキッチンとしてとても参考になりますね。

窪田さん:ありがとうございます。DIYは趣味でやっていたのですが、このような場面で生かすことができてうれしかったです。

DEN内覧8

奥の黒壁は窪田さんがDIYで塗った場所。素敵なオブジェが飾られていますね。すっきりとしたキッチンはおしゃれでいて機能的。シェフである窪田さんのこだわりがつまった空間です。

―全員がものづくりスピリッツに溢れていますね!DENがこのような雰囲気のカフェになるのは当然といえば当然ですね!

■旅するレストランが集まる場所

DENの料理

DENのワンコインランチ。3種類のサンドイッチから一品、本日のスープ、ポテトがつきます。やさいもしっかりとれるDENのランチは、近所の働く人たちにも大人気。

―DENではどんなお料理が食べられるのですか?

得田さん:先ほど申し上げたように、DENのランチは火曜、水曜、木曜限定で、窪田さんの手作りランチを提供しています。3種のサンドイッチからひとつ選んでいただき、ポテト、ミニサラダ、スープがついて500円です。

DENのメニュー

手書きのメニューさえもオシャレ。

―週3回限定なのですね。では、曜日が合わなくて食べられない方には希少価値がでますね!

得田さん:そうですね(笑)4月の日曜日にイベントを開催した際、特別にDENランチをお出ししたのですが、おっしゃるとおりで食べたことがなかったみなさまに大変ご好評をいただきました。でも、DENにはもっと希少価値の高いランチがあるのですよ。

―え!?どんなランチですか?

得田さん:お話ししようと思っていたらいらっしゃいましたね!外から音楽が聞こえませんか?相模原の手作りパン屋さんが、毎週水曜日10時半ごろにDENへ来てくれています。

―あ、本当ですね!ランチにはまだ早いですが、結構みなさん集まっていますね。

得田さん:このあたりはコンビニなどもありませんので、近くでお仕事されている方やお住まいの方にはありがたいと言っていただいているんですよ。毎月最終金曜日11時半ごろには、青葉区からキッチンカ―がやってきます。「走るロコキッチン」で知られるコデマリさんです。ロコ(=地元)食材をふんだんに活用したランチボックスをご提供いただいてます。また、9月からは毎月第2金曜日にCOCORIEというキッチンカ―登場します。毎週3回ご提供するDENのランチより、もっともっと希少価値高いと思いませんか(笑)

―いやー!全部食べてみたい!でも、月に一度のキッチンカーは、その月を逃してしまうと、次の機会は翌月になってしまいますね!!うーーーーん!これは食欲と完全制覇欲の両方をそそりますね!!

コデマリさんのキッチンカー

(コデマリさんのキッチンカーを見に、別の日にもDENへうかがってきました!)コデマリさんのキッチンカーは独特のデザインで、一度見たら忘れられないインパクトがあります。ココナッツのいい香りが、お店の中まで漂っていました。

コデマリさんのキッチンカーのメニュー

ロコ(地元)の食材を使ったおいしいメニューがたくさん。これを目当てにいらっしゃったお客さまもいました

■コミュニティ×ファクトリー×サードプレイス

―いろんなコミュニティカフェがありますが、DENの運営はとても変わっていますよね。とくに、ランチにさまざまなキッチンカーを誘致されるなど、ユニークなアイデアが光っていますよね。

得田さん:運営会社がこの東山田地区の地域づくりに深くかかわっているので、地域の人がDENを活用していただいているなかで、こんなのあったらいいんじゃない?など意見をいただくことがあります。この意見はまさに、この地区のニーズです。このニーズを満たすために、関係先や地域の人からアドバイスや情報提供を受けてやってきています。

―地域の人がDENを利用することで、地域のニーズが見えてきているということになりますね。

得田さん:そうですね。地域の人にとって、自分のすごす場所を良くするための発信拠点になればうれしいですね。DENとは、「巣」とか「洞穴」という意味の他に、不動産用語で「書斎」や「趣味などを楽しむ部屋」という意味があるんです。この地域の人たちが、DENを自分のサードプレイス的な場所として位置付けてほしいなと思います。

―DENという名前には、素敵な意味があるんですね!

得田さん:はい。ランチを食べたり、お茶を飲んだりするだけじゃなく、打ち合せに使ったり、ひとりで事務作業をするためにパソコンを持ち込んでお仕事をされる人がいたり、いろいろな「書斎」の使い方をしていただいています。また、地域のイベントや撮影に使っていただく機会もあり、この東山田地区のソーシャルスポットとしてみなさんに知っていただく機会も増えてきました。たいへんありがたいことです。

―地域にとってはDENはもう、なくてはならない存在ですね。

得田さん;そうなれるといいなと思います。でも、わたしたちスリーハイの社員としても、このDENを通して、みなさんにとても感謝することがあるんですよ。

―といいますと・・・?

得田さん;わたしたち社員は、ショールームで自分たちの製品についてお客さまに説明する場面がありますが、DENがあるおかげでカフェのお客さまへの対応の機会も増え、お客さまとお話しするのがずいぶんスムーズになり、製品の説明が上達しました(笑)

―そうですね!最初にDENにうかがったとき、どうしてこのカフェは不思議な感じがするのだろうと思ったのですが、いま本当の理由が分かりました!!それは、社員さんの、事務的なところがいっさいない、ホスピタリティにあふれた態度が、ジャンパーユニホームから連想される企業でのふるまいと大きなギャップがあったからだと思います!カフェの中にショールームが同居したこのDENには、さまざまな化学反応が起こっている、そんな気がしました。

 

横浜の町工場の中にあるカフェ DEN

〒224-0023
横浜市都筑区東山田4-40-23

TEL.045-595-9853

 

横浜の町工場の中にあるカフェDENの店舗情報
店名 横浜の町工場の中にあるカフェDEN
席数 テーブル 4 席 x 5、ローカウンター 4 席、ハイカウンター 3 席
個室 なし (貸し切りOK)
電話番号 045-595-9843
最寄り駅 横浜市営地下鉄グリーンライン「東山田駅」徒歩15分
アクセス 東急バス停「東山田営業所」徒歩5分
住所 横浜市都筑区東山田4-40-23
営業時間 【カフェ営業】 火曜・水曜・木曜 10:30~14:30 ワンコインランチ:11時30分~ 手作りパン移動販売:木曜 10:40ごろ 青葉区コデマリさんのキッチンカー:毎月最終金曜日 11:00~14:00 その他貸し切りなどはご相談ください"
定休日 不定休 ホームページのイベントカレンダーを参照ください
ホームページ http://den.yokohama/
食事の提供 あり 
レンタルスペース あり 
レンタル棚ショップ なし
Wi-Fi あり 
充電 あり 
プロジェクタ投影 あり 
おむつ替え設備 なし
ベビーカー入店
離乳食 可 (お湯の提供可)
ベビーシート なし
車いす着席
車いす手洗い 未対応

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