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コミュニティカフェ

自分らしく自由に過ごせる場所「多世代交流カフェ レモンの庭」(横浜市緑区中山)

JR横浜線と横浜市営地下鉄グリーンライン、ふたつの路線が使える「中山」駅。取材日は「中山ハロウィン」開催日でした。目的地までの坂道をあがると、ハロウィンらしいデコレーションがされた白い一軒家から、仮装をしたかわいらしい子どもたちが出てきました。

今回は、中山駅南口から徒歩9分「多世代交流カフェ レモンの庭」(以降、レモンの庭)をご紹介します。2019年4月にオープンしたレモンの庭は、「一般社団法人フラットガーデン」が運営しているコミュニティカフェです。以前から身近な地域で、誰でも集える、フラットな居場所を作りたいと考えていた代表理事の松岡美子さんにレモンの庭についてお話をうかがいました。

 

■豊富なプログラムは楽しみがいっぱい。

-本日はよろしくお願いいたします。

松岡さん:よろしくお願いします。

-ハロウィンで仮装しているとはうかがっていましたが・・・魔女ですか?

松岡さん:そうです、魔女の仮装です!レモンの庭が中山ハロウィンスタンプラリーのチェックポイントのひとつなので、お子さんたちが来たらスタンプを押してあげてお菓子を渡しています。

-イベント中でお忙しいのにありがとうございます!まずはレモンの庭で開催されている定番のプログラムについて教えてください。

松岡さん:月曜日は私と子どものことや自分のことを気軽にお話ができる「美子の部屋」。こちらはオンラインでも月1回開催しています。他県からの参加者もいるのですよ。また「百舌の巣inレモンの庭」という自閉症スペクトラム(発達障害の一種)の子どもをもつ父親で自らも当事者の一心さんが、子育てや人とのかかわりに悩んでいる方のヒントになるお話をしてくれます。

-おしゃべり中心の月曜日ですね。

松岡さん:水曜日は「ニットカフェ」と「健康マージャン」。木曜は音楽や美術など楽しく学べる「レモンの学校」。金曜は「ぬいものカフェ」と「健康マージャン」です。

-これらのプログラムは高齢者の参加者にたいへん人気があるそうですね。

松岡さん:水、木、金曜日のプログラムは、横浜市介護予防・生活支援サービス補助事業として開催して、地域の中で高齢者がいきいきと過ごせる居場所を提供する横浜市の事業として行っています。しかし、高齢者だけが集まるのではなく、どのような年代の方が参加してもいいので、多世代が集まってわいわい楽しんでいます。

-マージャンも手芸も、手先を使って脳を活性化する介護予防にぴったりですね!また多世代でおしゃべりするというのも、刺激になりそうです!

松岡さん:土曜はどのようなささいなことでも聞ける「スマホ・パソコンなんでも相談」、子どもからおとなまでゲームや将棋をしたりマンガを読んだり好きなことを自由にできる「みんなのあそび場」、第2土曜の「フラットマーケット」は、レモンの庭の建物の中でも外でも、おいしいものや手作り品がたくさん集まり、小さい子どもからおとなまで楽しめるものです。

おとなに人気の「健康マージャン」は水・金の午後開催のプログラム。

「ニットカフェ」(コロナ前)と「ぬいものカフェ」(コロナ後)の様子。

-ほぼ毎日のように何かしらのプログラムがあるのですね。水曜のニットカフェや金曜のぬいものカフェは、手芸が得意ではない人も参加できるのでしょうか?

松岡さん:はい、「ニットカフェ」も「ぬいものカフェ」も教えてくれる方がいます。縫い物をしたことのない男性でもいい作品ができたりするのですよ!高齢の女性は着物をリメイクしたり、帯でバッグを作ったりする人もいます。ただ編み物や縫い物をするプログラムでも、やりたくないときはやらなくてもよいのです。たとえば、あちらの畳コーナーに本棚があるので、そこでマンガを読んだりする方もいらっしゃいます。プログラムが決まっていても基本的に自由な場として利用していただけます。

たくさんあるので読み終わるまで何回も通いたくなります。

2階のレンタルスペース。

 

■餃子!ケーキ!フラットマーケットはおいしいものがたくさん!

-第2土曜のフラットマーケットとはどのようなイベントなのですか?

松岡さん:手作り餃子、おにぎり、カレー、惣菜、ケーキなどの販売をして、子どももおとなも楽しめるイベントです。子どもが店長になってお店をすることもあります。また、フリーマーケットやお米や近くの畑で採れた野菜の販売もあります。

-フラットマーケットに来るとおいしいものがたくさん食べられそうですね。

松岡さん:はい、どれもおいしいですよ!餃子は皮から作っていて、ジューシーで具もたっぷりで3個で300円、カレーは500円、総菜も種類が豊富で150~300円くらいですね。おにぎりは130円前後、米粉のシフォンケーキも280円前後でどれもお手ごろな価格になっています。

-食のほかにはどのようなものがありますか?

松岡さん:リラクゼーションや占いもあります。占いは10分500円ですがファンの方もいて人気なのですよ。ニット製品などのハンドメイド品やかわいい小物も販売しています。

-もしこの記事を見た方で出店したいという方がいたら可能なのでしょうか?

松岡さん:はい、出店者募集はしています。レモンの庭のコンセプトと合ったものでお願いしたいので、出店料も含め、詳しいことはお問い合わせください!

 

■個性豊かなシェフがズラリ!充実したランチはお得感満載!

「ここのランチは絶対おいしい!」と思わせてくれるおしゃれなイラスト。

-レモンの庭はランチがとても人気だとか。この《オトナのおこさまランチ》、絵を見ているだけでおなかがなってしまいます。

松岡さん:このイラストはこのランチを作っているシェフが描いたのですよ。イタリアで勉強をされたことがある方で、今は週1回程度担当していただいていて、イタリアンをベースにした数種類の総菜が楽しめるランチ「Tratorria山ちゃん」を提供しています。

-すごい!イタリア仕込みの腕をふるってくれるわけですね!? ランチシェフはほかにもいらっしゃるのですか?

松岡さん:シェフは「Tratorria山ちゃん」のほかに、皮から手作りする餃子や家庭料理の「マミータ食堂」。心とからだにやさしい発酵食ランチ「Pono’sランチ」、ナポリタンやオムライスなど昔なつかしいメニューの男性シェフ「アンクルサバンドランチ」。こちらのシェフは健康マージャンに参加していた方なのですが、Facebookで彼の料理の写真を見てスカウトしました。ランチは毎週水・木・金ですが、月に1度、月曜日もランチをお出ししています。

詳しくはホームページかFacebookをご覧ください。

-どのシェフのランチが食べられるか、当日のお楽しみというわけすね!ぜひすべてのランチを味わってみたいですね。

 

■みんなで食の楽しさを共有する「よこはま餃子プロジェクト」

フラットマーケットの餃子は食べ歩きできるようにカップ入り!

-マミータ食堂でもフラットマーケットでも、「餃子」を提供しているのはなにかこだわりがあるのでしょうか。

松岡さん:障がいをもった方でも簡単にできるメニューとして思いついたのが「餃子づくり」でした。「きざむ」「包む」「焼く」の餃子づくりであれば、障がいのある方もできるのではないかと考えました。そしてこの手作り餃子を販売することを目的とする「よこはま餃子プロジェクト」とし、いずれ障がいのある方のための働く場所にもなる餃子工場を作りたいと考えています。

-それはとてもすてきなアイデアですね。

松岡さん:またプロジェクトとして「餃子ワークショップ」も開催していました。(現在はコロナで開催をひかえています。)これは子どもやおとな、障がいのある方もそうでない方も、きれいにできなくても形にこだわらなくてもいいから、みんなでいっしょに皮から手作りして、おいしいものをいっしょに食べる、というのが目的です。

-みんなで作って、みんなで食べる。「いっしょに」というのが重要なのですね。

松岡さん:ひとりぐらしの高齢者のみなさんは、ここでいっしょにごはんを食べることを楽しみにしてくれているのですよ。「人が作ったごはんはおいしいわ」とか「ハンバーグを食べたのは何年ぶりだろう」とも言っていただけます。最初は食欲もなかったり、表情も暗かった方が、どんどんいきいきとされ、おいしいねと言いあいながら食べています。

-ここに来ることで孤食にならずに済む、ということもありますね。

 

■「いっしょに何かをする。」これがとても大切なこと。

-木曜日の「レモンの学校」はどのようなことをされているのですか?

松岡さん:たとえばアコーディオンで昔の曲などを演奏し、いっしょに歌ったり、自由に絵を描いたり。また、歴史の話や神社仏閣のことなど、興味をもったことをあるときは先生に、あるときは生徒になって、楽しく学びあうことをしています。いくつになっても興味がもてることに出会える喜びを感じて欲しいので、これからもいろいろな方に来ていただきたいと思っています。

-いろいろな方に興味をもっていただけるように入口を広げるということですね。土曜日に開催されている「スマホ・パソコンなんでも相談室」は「サブカル部」の男性メンバーが中心に教えてくれるそうですね。

松岡さん:そうですね、「アプリの入れ方がわからない」「パソコンを購入したいけどどんなものがいいか」「動画配信の方法を知りたい」など、このような相談はサブカル部におまかせしています。

-家族にお願いできる方はいいのですが、それができないという方もいますよね。

松岡さん:つい先日のワクチン接種の件でも予約方法がわからない高齢者がたくさんいらっしゃいました。またどのような簡単なことでもここに来れば、サブカル部のメンバーが教えることができますので、ぜひ頼ってほしいです。

-高齢者が若者に相談できる場があるというのはいいことですね。

松岡さん:サブカル部の活動は、主に動画制作や配信を行っているのですが、第3土曜日は緑区の市民活動支援センター「みどりーむ」などでラジオ収録もしています。YouTubeで「あやかしラジオ」で検索すると出てきますよ。みんなで集まってテーマを決めてサブカルチャーについて語り合っています。もともと、青少年支援の一環として、サブカルチャーからつながりをもたせたいという主旨で行っていますが、さまざまな話も飛び出し、女性も参加したりしています。収録時にいらっしゃれば参加もOKです。声だけなのでよかったら来てみてくださいね。

-「サブカルチャーについて語り合いたい方はぜひいちど、「あやかしラジオ」聴いてみてほしいですね!
レモンの庭は、赤ちゃんから高齢者まで多様な参加者のために、さまざまなプログラムや季節ごとのイベントを開催し、みんなで楽しめることを考えてくれています。学び・遊び・食べる、すべてに共通するのが「いっしょに何かをする」。これをとても大切にするレモンの庭は、多世代が交流できるすてきな場所でした。

 

多世代交流カフェ レモンの庭の店舗情報
店名 多世代交流カフェ レモンの庭
席数 1階 15名  2階[ルーム1] 10名 [ルーム2] 8名
電話番号 045-512-5649
最寄り駅 JR横浜線 / 中山駅 徒歩9分、グリーンライン / 中山駅 徒歩9分
アクセス 「中山駅」バス停から徒歩9分「緑消防署前」バス停から徒歩5分
住所 横浜市緑区中山5丁目4-7
営業時間 月・水~土 10:00~15:00
定休日 火・日・祝日。夏休み・冬休みあり(公式サイトで要確認)
ホームページ https://www.flatgarden-yokohama.com
食事の提供 不定期(facebookか電話で要確認)
レンタルスペース あり(詳細はお問合せください)
レンタル棚ショップ なし
Wi-Fi
充電
プロジェクタ投影 可(プロジェクタは持込み)
おむつ替え設備 あり
ベビーカー入店 不可
離乳食 なし(お湯の提供可)
ベビーシート なし
車いす着席 不可
車いす手洗い 不可

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