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輝く女性インタビュー

子育てを経て実感!サーフィンがどんどん上手になっていく。昨年最年長でプロテストに合格したプロサーファー 吉田雅南子さんのインタビュー

プロサーファー吉田プロサーファー吉田雅南子さん

プロサーファーの吉田雅南子さん

妻、母、ヨガインストラクター、プロサーファーとさまざまな顔をもち、忙しい毎日を過ごす吉田雅南子さん。2018年に史上最年長でプロテストに合格した吉田さんの日常を聞いてきました。

周囲のみんなからいつも忙しいと笑われていると話す彼女には、お疲れの様子はいっさいありません。むしろその忙しさが今は楽しいとのこと。

しかし、ここまでの道のりはけっして順風満帆ではなかったと言います。女性として、ライフステージの変化の中でもがきながら見つけた新しい世界を心から楽しむ吉田さんのお話をぜひお楽しみください。

聞き手:たいせつじかん編集部

■若いころに合格しなかったプロテストに合格する

ーまず、最年長でのサーフィンプロテスト合格おめでとうございます!

吉田さん:ありがとうございます!私と同じ世代でプロテストに挑戦する人自体が少ないので(笑)

ーそうなんですね!なぜ、40歳を超えてからプロテストを受けようと思われたのか教えていただきたいです。まず、サーフィンを始めたころのお話から教えてください。

吉田さん:サーフィンをはじめたのは20歳のころで、すぐに夢中になりました。そのころは、真夜中にアルバイトをしてそれ以外はすべてサーフィンをするという毎日を送っていましたね。

そんな生活でしたから、必然的にプロになりたいと思っていましたし、なれるものだという自信がありました。

しかし、プロになれませんでしたね。

ープロテストの内容は今と当時で、内容は同じですか?

吉田さん:そうですね、だいたい同じですね。

ーでは、若いころは受からなかったプロテストに42歳で受かったということなんですね!

でも、とても不思議ですね。一般的にいえば、年齢を重ねることで、技術的には衰えていくと考えがちですよね。

吉田さん:そうかもしれませんね。でも、若いころと比べてメンタルの部分の変化が大きいと思います。自分を客観的に見ることができているので、サーフィンが変わったと思いますね。

ーなるほど、では若いころとメンタルが変わったという点について詳しく教えてください。

■サーフィンから離れた日々があったから今がある

子育てについて話す吉田雅南子さん

吉田さん:やはり、子育てを経て人間的に成長したということが要因だと思います。

私は、出産後にサーフィンから徐々に離れた生活を送るようになりました。ママになった方は感じたことがあるかもしれませんが、自分が好きだったことや、やりたいことをやる余裕が本当になくなってしまったんです。毎日やっていたサーフィンも1年で数回しかやらなくなりました。

さらに、出産後体調を崩してしまったことで家に閉じこもりがちでしたね。

ー女性はライフステージの変化が激しいですから、そういったことを実感される方も多いかもしれませんね。

でも、そこからどのようにサーフィンを再開されたのでしょうか?

吉田さん:あるとき、友だちにヨガに誘われたんです。とくにヨガに興味があるわけではありませんでしたが、何となくやってみました。

そのときに、「雅南子は、ヨガに向いているからインストラクターをやってみたら?」と言われたことをきっかけにヨガを始めたんです。

そこからヨガを続けていくうちに、体調が徐々に戻り始めてきました。からだが変わっていくことが実感できたので、それに合わせるようにサーフィンも少しずつ再開していきました。

子どもが幼稚園に行くようになっていたこともあって、お昼過ぎまで時間が空くようになっていたことで、ヨガをやってサーフィンをするというルーティンができるになっていきましたね。

ーなるほど、サーフィンから一度離れたことで何か変わっていましたか?

吉田さん:若いころは、すべての時間をサーフィンに使うことができましたから、とにかくがむしゃらにサーフィンをやっていました。しかし、ママになってからは時間的な制約がありますので、1回1回がとても大切です。そうなると、毎回に何が良くて、何が悪かったかを考えるようになりました。

そうすると、徐々に若いころにできなかった技ができるようになり、昔の自分を追い越しているような実感をもつようになりました。これは、ヨガをやっていることでからだの使い方が良くなったということもあると思います。

ーえっ、以前の自分よりサーフィンがうまくなっている実感があったんですか?

爆笑する吉田雅南子さん

吉田さん:そうなんです。とても不思議ですが、からだが絶好調でしたね(笑)

■子どものがんばる姿をみて、プロテストを受ける決意を固める

吉田さん:もうひとつ私の心を動かしたことがあります。

私の娘は今バスケットボールを本気でがんばっているんです。必死になってスポーツに打ち込んでいる姿にいつも感動するんです。

本気で泣いて笑ってスポーツに打ち込む姿を見ているうちに私ももう一度プロテストに挑戦してみようかなとふと思うようになりました。

そして、夫に「もう一度、プロテスト受けてみようと思うけど」と伝えたところ、「いいじゃん、やってみなよ」と背中を押してくれたので挑戦することを決めました。

ちょうどそれを決めたタイミングが40歳になる年でしたね。

ー40歳を目前に、若いころに叶わなかった夢に再度挑戦するという決断は勇気のいるものであったように思いますがいかがですか?

吉田さん:いや、若いころよりも肩の力を抜いて挑戦できたような気がしますね。若いころは先にプロテスト合格という目標があってそれに向かっていくのでがむしゃらでした。

でも、今回は流れにまかせてサーフィンを続けていくうちに目標が現れたという感じでしたからね。とりあえずやってみよう!という感じでしたよ。(笑)

未来のビジョンを語る吉田雅南子さん

ーでは、吉田さんの今後のビジョンについて教えてください。

吉田さん:プロテストに合格したことで、今は心残りであったものがなくなったという感覚がとても強いんです。そして、現状にとても満足しています。

朝起きて子どもを送り出して、ヨガをしてサーフィンをして、急いで家に帰ってきて家事をして、夜は子どものバスケットボールを見に行きます。とにかく忙しいんですが、本当に毎日が楽しいです。

今後も、毎日の生活を楽しみながらまた、新しい目標ができたら挑戦しようと思います。

今は娘のバスケットボールに夢中ですね!

ーいろいろな経験をされ肩の力抜け自然体ですてきですね!今日はありがとうございました。

 

 

編集部のひとこと

編集長

かなさん

42歳でサーフィンプロテストに合格された方ということで、鍛え上げられた女性のイメージをもってインタビューに臨みました。しかし、実際はとても小柄で笑顔のすてきな女性でした。

このインタビューを通じて痛感したことは、年をとることは昔の自分ができたことができなくなるということとは違うのだということです。お話のとおり、吉田さんが証明してくれています。

何かを始めるのに遅すぎることなんてないんですね。何かに一生懸命に向き合ってがんばっている方のインタビューは、すべてが前向きで後ろ向きな発言がいっさいないということです。吉田さんもずっと笑顔。写真も笑顔の写真ばかりです。サーフィンは東京オリンピックから正式種目に選ばれます。この機会にみなさんもサーフィンをやってみてはいかがですか?

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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