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輝く男性インタビュー

価値観を超えてひとつの目標に挑戦する!アマチュアオーケストラ「NPO法人湘南フィルハーモニー管弦楽団」 佐藤正也団長のインタビュー

湘南フィルハーモニー管弦楽団 佐藤正也団長

湘南フィルハーモニー管弦楽団 佐藤正也団長

設立から40年を超えた湘南フィルハーモニー管弦楽団。茅ケ崎市を活動の拠点とするアマチュアオーケストラです。今回は、団長の佐藤正也さんに活動の目的や、今の思いなどいろいろ質問してきました。

さまざまな価値観をもった団員がひとつの目標に向かうことのむずかしさや、その先にある達成感など音楽ってすばらしいなと思えるインタビューでした。

ぜひ、お楽しみください。

聞き手:たいせつじかん編集部

■40年続いた楽団をより長く存続させるために

ー湘南フィルハーモニー管弦楽団の設立の経緯を教えてください。

佐藤さん:1977年に月2回の練習と年1回の演奏会ならば参加できるという音楽愛好家の集団として、茅ケ崎高校の先生6名で設立されました。

それから、40年以上続けることができました。

ーとても歴史がある楽団なんですね!さらに、2012年にはNPO法人化されています。この目的について教えてください。

佐藤さん:NPO法人化は楽団の活動を続けるうえで、永続性が高まるからです。現在では、54名の団員がいますので今後のことも考えてNPO法人化をしました。

NPO法人化するにあたり、設立趣意書というものを作成します。これがあることにより、世代が変わっても活動目的がぶれることはありませんからね。

NPO法人設立趣旨書

湘南フィルハーモニー管弦楽団設立趣旨書
▼設立趣旨書に記載のある活動の目的

1、安定した運営を基盤に、継続的に多様な形での演奏会を企画・開催すること。

2、オーケストラへの参加を含めた形での音楽に関する生涯学習の場を提供すること。

3、音楽愛好家を増やすための活動

ーなるほど、先のことも見据えてのNPO法人化だったんですね。

みんなで演奏をして地域に貢献する

湘南フィルハーモニー練習の様子

オーケストラの練習の様子

ー活動の内容について教えてください。

佐藤さん:年に1度の演奏会と月に2回の練習が活動内容です。また、私どもが中心となってバイオリン教室の開催も行っています。

ーでは、演奏会についてお聞かせいただきたいです。来週が演奏会だそうですね?

※取材日は2019年2月11日で演奏会は2月17日でした。

佐藤さん:そうですね。今日は、14時~19時ころまで練習の予定です。ここで間違っておくと絶対に本番では間違えませんからね。たくさん練習が必要ですね。

私たちはアマチュアのオーケストラですが、演奏会は500円の入場料をいただいています。お金をいただくことの目的は団員が演奏に責任をもつことにあります。そのため、みんなしっかりと練習していますね(笑)

ー前売り券は売り切れだそうですね!

佐藤さん:ありがたいことに、1月末時点で前売りは完売したそうです。

ーファンの方がいらっしゃるんですね!入場料収益はどうされているんでしょうか?

佐藤さん:チケットの売上全額を寄附しています。これは、NPO法人化する前から一貫している運営姿勢です。チャリティーコンサートと誤解されることもありますが、アマチュアとしての矜持です。法人化してからは支援事業という形で寄附をしています。

NPO法人化してからは、日本補助犬協会と近隣の高校に楽器を購入して寄附しました。

ーそうなんですね。みなさんの演奏は地域貢献につながっているんですね。

佐藤さん:そうなんです。趣味として自分たちが楽しみ、その趣味を通じて社会との接点をふやし、さらに地域の方々にも楽しんでいただいて、寄附という形でも地域貢献するという活動をこれからも続けていきたいですね。

私どものような団体がひとつでも増えれば、結果として日本は今より少しやさしい国になると思っています。

■音楽を楽しむ人をひとりでも増やしていきたい

音楽について語る佐藤団長

湘南フィルハーモニー管弦楽団の今後について語る佐藤さん

ーバイオリン教室についても教えてください。

佐藤さん:専門家を招いて月3回の講座を1年間お教えするバイオリン教室を主催しています。過去には、チェロやヴィオラの教室も開催しました。

ひとりでも多くの方に音楽を楽しんでいただきたいと思っているので、楽器を始めるきっかけになればいいなと思っています。楽器の演奏は、年齢を重ねてもできますからおすすめですね。

ー人生100年といわれていますから年を重ねてもできる趣味はとてもいいですね。

佐藤さん:そうなんです。さらに、オーケストラはひとりではできません。多くのメンバーが集まって行うものですから、必然的に社会との接点ができますからとても良いですよね。

ースポーツと比較して考えてもオーケストラほどたくさんの人が参加できるものってないですよね。

佐藤さん:そうなんです。逆に、どんなにうまい演奏家でもひとりではオーケストラはできませんね。

ーでも、それぞれ価値観の違うメンバーがひとつの目標に向かうということは苦労もありますか?

佐藤さん:価値観の衝突はどんな組織でもあることだと思いますが、アマチュアのオーケストラでよくある衝突は、楽しむことを優先するのか、技術を優先するのかということだと思います。ここは、うまくバランスをとって進めていく必要はあると思いますね。

しかし、どんなときでもオーケストラは演奏時には指揮者のもとでひとつになるということをみんなで共有することは大切だと思います。

ーでは、最後に読者の方にメッセージをお願いします。

佐藤さん:私たちの楽団に参加されている方は、みなさん生活が充実しているとおっしゃっています。音楽はとてもすばらしい趣味になりますので、ぜひみなさんにも楽器を演奏してほしいと思います。

また、楽器は少しでも早いうちから始めたほうが良いと思いますから、興味あるかたは当団のwebページを見ていただき、連絡していただきたいですね。

ー今日はありがとうございました。

編集部のひとこと

ライター

せいくん

オーケストラはみんなで協力しあって、ひとつものを作り上げるから楽しいのだと佐藤さんはおっしゃいます。現在、楽団員の半数以上は、未経験からスタートされた方で、年齢も20代~70代の方まで幅広くいらっしゃるそうです。音楽を楽しみながら社会貢献ができるというアマチュアオーケストラ。

また、ひとつ新しい人生の楽しみ方を教えてもらったような気がしました。

みなさんも音楽に興味をお持ちでしたら、楽団の練習に参加してみてはいかがですか?

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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