輝く男性インタビュー
- 愛するわが子に最高の愛称を! 赤ちゃんの名づけで参考にしたい音を使った「発音姓名判断」。掘り下げてみると子どもの呼び名の大切さがわかってきました!
赤ちゃんが生まれると、「しあわせになりますように」と願いを込め、名づけに姓名判断を取り入れる人は少なくないでしょう。姓名判断の多くは字画を使いますが、名前の「音」で占う姓名判断があることをご存じですか?今日は、地域のさまざまなイベントでこの発音姓名判断を使って悩み相談を受けている港北区限定プラチナ世代交流フリーペーパーえがお編集長 本間克之さんにお話をうかがいました。
聞き手:たいせつじかん編集部
■3歳までの呼ばれ方はとても重要!
―今日はよろしくお願いします。先日の地域イベントでも本間さんの姓名判断コーナーが大にぎわいでしたね。「発音による姓名判断」ということですが、一般的な姓名判断と何が違うのでしょうか?
本間さん:そうですね、一般的に姓名判断は、名前の字画を使って判断を行います。これは統計学が基礎になっていると聞いています。こういった字画の人はこんな人生を歩んできた人が多いよという統計的な研究ですね。それに対して発音姓名判断は、音によって受けるイメージの科学的研究が基礎になっています。このイメージは、人も動物も、年齢や時代が変わってもほぼ共通もので、科学的根拠のあるものだと考えています。
五十音の聞こえ方で “ち”、“ぴ”、“き”は一番強く聞こえますが、一方で、“さ・し・す・せ・そ”というのは、息が抜ける音、強く主張しない音といえます。このような音から受けるイメージの特性を使って姓名判断をしていきます。
―名前の持つ音の響きが判断材料になるということですね。音感姓名判断というのを聞いたことがあるのですが、発音姓名判断もこれと同じものでしょうか?字画で判断する姓名判断にはたくさんの流派があると聞きますよね。姓名判断の本が違えば判断結果も違って、どっちを信じていいかわからなくなった経験があります。音による姓名判断もいろんな流派や考え方があるのでしょうか?
本間さん::字画の場合は、字画の数え方が流派によって異なることがあるため、吉凶の結果が違ってくる場合があるようです。ですが、基本的な数の吉凶はどの姓名判断においてもほぼ変わりはありません。同様に、音による姓名判断の場合も、言っていることはおおむね同じ。表現や区分けが違うだけです。しかし、大きな特徴があるとすれば、音感姓名判断のいくつかは名前そのものの音で判断するようですが、私の場合は愛称、特に0歳から3歳のときに、何と呼ばれていたかということを重要な判断ポイントにしています。
―3歳までの呼ばれ方が影響するのですか?!すると3歳までの愛称は、名前を付けるのと同じくらい真剣につけないと!!ということですよね。これは大変だ!!
本間さん:そうですね、とても大切だと思います。私は性格の根幹は3歳までに形成され、毎日どのような名前で呼ばれるのかということは、その性格の形成に影響してくると考えています。ですからなるべく好ましくない名前で呼ばないようにしたいですよね。ちなみに、3歳以降での呼ばれ方の影響はあまり大きくなく、2割から3割程度と考えています。
―ウゥッ!!!すると、あまりよくない愛称で呼び続けたまま、たとえば小学生や中学生になってしまっている場合はどうしたらいいのでしょうか?
本間さん:3歳までに形成された性格はそうそう変わりません。ですから人は、その性格に特徴づいた行動や考え方をします。たとえば悩み事に対して笑って解決していくのか、悩みながら解決していくのか、この方向性は変わらないということです。ですから3歳以降は、行動や考え方の特性を知って、その情報を活かして解決をしていくということができると思うのです。親が子どもと接するときも、名前の響きからこの子はこういうキャラクターなのだと知っていれば、その子への対応の仕方もわかってきます。
■「カッちゃん」と「チャコちゃん」
本間さん:15歳くらいの時に出会った小林薫著「いい名前悪い名前―大脳生理学に基づく姓名判断の科学」(ノン・ブック)という本がきっかけです。たまたま手に取った本なのですが、おもてがきを読むとこんなことが書いていたのです。「あなたのまわりに”カッちゃん”とか”チャコちゃん”と呼ばれている子はいませんか?この子たちはだいたい元気な子たち、みんなをひっぱるような子たちですよね」と。私が克之という名前でカっちゃんと呼ばれていたのですが、ズバリあたっていて「これはすごいな!」と衝撃を受けました。そしてじっくり読んでみると、音を基にした姓名判断の本だったのです。
―いますいます!私もかなり近しい人に「チャコちゃん」という人がいます!「さとこ」という名前なのに「チャコちゃん」と呼ばれて育った人が・・・。ずばり、元気でみんなをひっぱる感じの人ですよ!!
本間さん:さとこさんの場合、「さ・と・こ」なので、一番強い音は「と」。「と」が5割くらい、「さ」が2から3割くらいでしょう。冒頭でもお話ししましたが、「さ」の音は息が抜ける、強く主張しない音。対して「と」、つまり「T」の音はしっかりと発音しますよね。これらから判断すると、「さとこ」さんは、しっかり守ってきっちりしていて、クラスにひとりかふたりいる「勉強はしっかりするのだけどあまり前に出ない子」というイメージの名前なのです。
一方「チャコちゃん」の場合、頭の「ち」は五十音の中でいちばん強い音と言いましたよね。さらに、後ろの小さい「ゃ」は拗音(ちゃ、きゃなどのとんだ音)なので、前の音を更に強くします。「ち」よりも「ちゃ」の方が強く聞こえるでしょう?すると「チャコちゃん」は、「わたし、私の道、ほかとは違っている道」というものを好む傾向があるといえます。
―ヒェ~!!当たりすぎている!まさにこのさとこさん、パワフルにわが道を行く方です。驚きました。
■最高の呼び名をつけるヒントを教えて!!
―呼び名がここまで性格の形成に影響があるとなると、真剣に愛称を考えなくてはなりませんね。ぜひ、呼び名を考えるときのヒントをいただけますか?
本間さん:基本的な考え方として、ア行は「明るく開放的」、イ行は「するどく知的」、ウ業は「まじめ」、エ行は「科学的」、オ行は「保守的」という傾向を持ちます。
また、普通は名前のいちばん上の文字が最も影響が大きいのですが、音の大きさの方が優先されます。たとえば「しょうた」という名前の場合、「しょ・う」は弱いので全部で5割くらいの影響で、「た」がいちばん強い影響を持ちます。「しょうた」と呼んだ場合は、ア行である「た」の明るく開放的な影響を受け、「しょうちゃん」と呼んだ場合とは大きく傾向が変わってくるでしょう。
―なるほど。そのほかに気を付けることはありますか?
本間:すべては言い切れませんが、たとえば「いっちゃん」、「たっちゃん」など一文字にすると、シンプルかつ単純になりすぎるので、なるべく「いくちゃん」や「たくちゃん」など2文字以上にする方がいいでしょう。また「いっちゃん」よりは「いーちゃん」のように伸ばした方がいいですね。小さい「っ」が入る撥音のように音がとんでしまう呼び方は、とぶ前の方ばかりに心がいってしまいますが、伸ばす場合は、音をゆっくり伸ばしているのでおおらかなイメージを持つこともできます。たとえば「ちーちゃん」などは、「ち」があるので気が強い傾向があるのですが、伸ばす音を入れることでおっとりさんの要素を持たせられるのです。
―アーティストやアスリートなど、将来就いてほしい職業に向く呼び名というのもあるのでしょうか?
本間さん:ありますよ。アーティストや芸術家など感性が豊かになってほしい場合は「りり」という名前などは、想いがたくさん集まりたくさん表現したい「り」がふたつも並んでいるのでいいですよね。もっと強くするには「りり」と呼びつけにするのもいいですね。ただ、「りっちゃん」だと自分の道しか進まないという傾向が出てしまうため社会的にどうだろうか・・・と心配にもなります。しかし、芸術家としてはこちらのほうがいいのかもしれませんね。
またアスリートは、ストイックだとか一心不乱に取り組むという姿勢がイメージされますね。ストイックさを求めるなら、最後に「ち」や「き」をつけるといいです。鈴木大地さんや亀田興毅さん、亀田大毅さんなどストイックなアスリートがいらっしゃいますよね。ただ、最近はストイックさだけでなく、アスリートには発想の豊かさや考え方の柔軟さが必要と考える傾向もありますよね。
また、学校の先生など教職に向くのは「けんじ」や「ゆうじ」など最後に「じ」がつく名前がよいです。いちばん下に「じ」がつくと、人の世話が好きで、かつ、人間性が厚くなるといいます。ですからこの場合は、「けんちゃん」や「ゆうちゃん」と呼ばず、「けんじくん」や「ゆうじくん」と呼ぶのがいいですね。
■本当に参考にしてもらいたいのは発音による「相性」
―発音姓名判断による悩み相談を受けていて、印象的なエピソードはありますか?
本間さん:私が悩み相談を受けていると、子どもの名前のお話をしている途中に、パパやママの名前を教えてくださいということがあります。そのうち、パパの両親とママの両親の7人の名前を並べてみることもあります。じつは名前の響きは性格形成に影響するだけでなく、相性にも関係しているのです。困った顔から入る相談を聞いていると、名前の相性がいまひとつということはよくあります。そのようなときは、自分の傾向と相手の傾向を知っていると、相手に対する行動や扱い方を変えたりすることができますので、人間関係をスムーズにすることができるかもしれませんよ。
―そうなのですね。では、発音姓名判断で相性はどのように判断するのですか?
本間さん:はい。合う、合わないはじつは相関性があります。下に簡単な相関図を載せました。基本的に自分の両隣の音は合わないといわれます。「ア行」であれば「エ行」と「オ行」は合いません。逆に、「ア行」を基準にすると、対角線上にある「イ行」と「ウ行」は合う音です。また、同じ音は合うことと合わないことがあります。
明るい人(ア行)とまじめな人(ウ行)は意外と合う、明るい人と几帳面な人(エ行)とは合わないという考え方です。ぜひ参考にしてみてください。
―近頃はキラキラネームなど、音の響きに重点をおいて名前をつけていることが多いですが、音は重要だから気を付けてあげたいですね。また、家族の中の相性まで音の響きが関連しているとは驚きました。
本間さん:そうですね。3歳までの呼び名は大切につけてあげてほしいと思います。もし、つけた名前の音が強すぎるとか思いと逆行する場合は、愛称で変化させていくこともできますから、愛情をこめて呼び名を考えてあげてほしいと思います。その際、なってほしい人や性格など、子どもに着目するだけでなく、まわりの家族との相性も気にして呼び方を考えるのもポイントだと思います。特に母親との相性が大切です。
―発音姓名判断は奥が深くて、人間関係が複雑な現代では、人と接していくうえでとても有効で魅力的な考え方だと思いました。
本間さん:そうですね。自分の傾向を知るだけでなく、むずかしい相手との付き合い方や子どもの取扱説明書のようなヒントを得られますので、ぜひ活用してみてほしいですね。また家族関係はもちろんですが、子ども同士の友だち関係の相性を知るのにも発展させることができます。
―小学生になると、自分の名前の意味を学ぶ授業がありますが、自分の呼び方に込められた思いを知ると、子どもは両親からのもうひとつの愛情に気づくきっかけとなりますね。今日は素敵なお話をありがとうございました。もし、本間さんに姓名判断をしてもらいたい場合はどうしたらいいですか?
本間さん:「メールをいただけたら拝見しますよ!」と言いたいところですが、現在のところは地域のイベントで出店した時だけが姓名判断を受けられるチャンスとなっています。ぜひ、私が編集長をしている港北区限定プラチナ世代交流フリーペーパーえがおを応援していただき、イベント出店情報をお見逃しのないようにしてもらえたらと思います。フリーペーパーえがおは、プラチナ世代のみなさんが笑顔で豊かに生活するためのイベント情報をたくさん掲載し、川柳・短歌などの投稿もできるフリーペーパーです。横浜市港北区内の区役所や図書館など公共施設、地区センターや地域ケアプラザのほか、ご協力いただいている多くの地域のお店などで手に取っていただけます。えがおを置いてもいいよ、配布してもいいよというお店、老人会や高齢者施設などがありましたら、ぜひご連絡いただけたらと思います。今日はありがとうございました。
港北区限定プラチナ世代交流フリーペーパーえがお お問合せ先:kouhokuegao@gmail.com
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編集部のひとこと

ライター
ゆめちゃん
これから赤ちゃんが生まれる方、今赤ちゃんと生活している方は、赤ちゃんの愛称を決めるのに発音姓名判断を参考にしてはいかがでしょうか。
ちなみに、私たち編集部のメンバーもこっそり姓名判断していただきました。
かな編集長は、人をぐいぐい引っ張っていけるが、ときどきあれ?とミスをするタイプ。性格は外向き。
ゆめちゃんは、人の後についていくことが得意で、天然ボケのかわいらしいタイプ。性格は内向きとのこと。みなさん、合ってると思いますか?
編集部メンバー
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ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。 |
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家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。 |
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好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。 |