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輝く夫婦インタビュー

アイドルグループ「COLORFUUUL」をプロデュースする外国人夫妻!新しい挑戦の理由をお聞きしました!

ジェームズ・コリンズさんとチャン・テインイーさんの夫妻

ジェームズ・コリンズさん(左)とチャン・テインイーさん(右)

アメリカ出身のジェームズ・コリンズさんと台湾出身のチャン・テインイーさんご夫妻は、川崎市に事務所を開設し、メンバー全員が外国人で構成されている新しいアイドルグループ「COLORFUUUL」のプロデュースという新しいチャレンジに挑戦中。

おふたりは、日本語能力試験の最高レベルに合格されているほど、日本語が堪能なのでインタビューはすべて日本語で対応いただきました!

異国の地、日本でなぜアイドルグループを作ろうと思ったのか?どのような困難があるのかなど、おふたりのリアルなお話が満載!日本を愛するおふたりならでは、こころ温まるエピソードをお楽しみください!

聞き手:たいせつじかん編集部

■なぜ来日したのですか?

ーなぜ、ジェームズさんとチャンさんは日本に来ようと思ったのですか?

ジェームズさん:アメリカ人は、英語以外の言語を学ぶ場合は英語に近いスペイン語やフランス語などを学ぶことが多いですが、やるなら英語とまったく違う言語を学びたいと思い日本語を選択したんです。アメリカで2年間日本語の勉強をして、2013年に本格的に日本語を学ぶために来日しました。

チャンさん:台湾は親日で、祖母は日本語をしゃべることができましたので、ずっと興味がありました。そして、台湾の大学を卒業後に、3か月程度台湾で日本語を勉強して、2014年に日本のグラフィックデザインを学ぶために来日しました。

ーおふたりとも日本語が本当に上手ですがどのように学んだですか?

ジェームズさん:これは、あるあるな話だと思うのですが、来日当時、英会話の先生をやりながら、日本語を学ぼうと思っていました。しかし、英会話の先生をしていると1日の大半は英語を話しますので、じつは日本語が上達しないのです。これは多くの日本語を学ぶ外国人が勘違いをしているところですね。

そのため、拓殖大学にある日本語を学ぶプログラムに入学して1年半みっちり勉強しました。

その後、アメリカで学んでいただ社会学を勉強するために、首都大学東京に入学して、今はジャーナリズムを学ぶために早稲田大学の大学院に通っています。

チャンさん:私も、グラフィックデザインを学ぶ前に、日本語を覚えるためにジェームズと同じ拓殖大学のプログラムに2014年に入学しました。その後は、デザインを学ぶために多摩美術大学に入学し今年の3月に卒業しました。

ーおふたりとも勉強家ですね!日本語を学んで、日本の大学に行くというのは本当にすごいと思いますが、おふたりの出会いは日本語を学んだ拓殖大学ということですよね?

ジェームズさん:そうですね。出会いは拓殖大学です。

ー単純な疑問なんですが、おふたりの普段の会話は何語なんですか?

ジェームズ・コリンズさん

カレーライスが大好きというジェームズさん

ジェームズさん:日本語ですよ。出会ったときからコミュニケーションは日本語だったので、とても自然な流れで日本語です。

ーそうなんですね!ご夫婦そろって母国以外で生活するというのはとても不思議な感じがしませんか?

チャンさん:私は、友人から日本に留学したら日本人と結婚するのが普通でしょと驚かれましたね。(笑)

ジェームズさん:でも、とても楽しいですよ。

COLORFUUULの結成秘話

チャン・テインイーさん

日本の満員電車に驚いたというチャンさん

ーCOLORFUUULのプロデュースを始められた経緯についてお聞かせください。

ジェームズさん:日本語を学ぶために、日本の音楽をよく聞いていたんですが、来日した当初から外国人だけのアイドルグループをプロデュースしてみたいなとずっと思っていたんです。

しかし、なかなかきっかけがなくて構想しているだけだったのですが、ある時アルバイト先の出版社の上司から「ジェームズはやりたいことをやったほうがいいよ」と言われて、思い切って始めてみました。

私が、グループ全体のプロデュースをして、妻にアートワーク全般をやってもらってスタートしました。

ー全くゼロの状態からスタートだったのだと思いますが、開始当初は「Guyjin48(ガイジン48)」というグループ名だったんですねよね。

ジェームズさん:そうなんです。「ガイジン」という言葉は差別用語であることは認識しておりましたが、私自身は差別用語ではないと思っていました。しかし、周囲の人たちの反対があってチーム名を変更しました。

ー実際に反対の声があったんですね?

ジェームズさん:主に、日本に住む外国人から反対の声が多かったです。

ーそうなんですね。日本人からではなく外国人からのほうが多かったのですね!

ジェームズさん:そうなんです。そして、あるときに日本人のカメラマンさんから多様な個性が集まったグループだから「カラフル」にしたらいいじゃないと言われて変更したんです。

ーグループ名の由来のとおりで、国籍が違えば個性も違う集まりだと思います。まとめてひとつの目標に向かううえでの苦労も多いのではないでしょうか?

ジェームズさん:国籍が違えば、文化も違うし、期待していることも違いますから、メンバーのマネジメントはとても大変なんです。

すべての要望にこたえることもできませんので、メンバーの入れ替えが続きましたね。

チャンさん:あと、日本に住んでいる外国人はビザの問題があります。在留資格をとることはとてもむずかしいので、アイドル活動と並行して行うことはむずかしい場合がありますね。

ーなるほど、むずかしい問題が多いですね。

ジェームズさん:そもそも私自身もアイドルグループのプロデュースの経験がないところからのスタートですので、さまざまな課題を一つひとつクリアしながら、常に学びながら進めているので、大変ですが楽しいですよね。

また、最近では大手の広告代理店から声をかけていただいたり、イベントに呼んでいただく機会も増えてきて、少しずつ注目を集めているという実感はあるので、さまざまな困難に負けずに続けていただきたいですね。

■COLORFUUULを通してみる未来像とは

ジェームズさんとチャンさん

ー未来についてのお話、今後のビジョンを教えてください。

ジェームズさん:私はこのグループが、今後日本に住む外国人の模範になってほしいと思っています。

現在、日本にはたくさんの外国人が住んでいますし、今後も増えていくと思います。そういった外国人には、日本の文化を尊重し、日本語を積極的に身に付けて、日本に溶け込む努力が必要だと思っています。そういったものを無視していいとは思いません。

ー私は、少し勘違いをしていたかもしれません。COLORFUUULは日本人にどう受け入れられるかということを考えて活動されているものだと思っていましたが、日本に行こうと思っている外国人に向けた活動の意味もあるんですね。

ジェームズさん:当然、日本で受け入れらることが大前提ですが、受け入れらたらなぜ受け入れられたのかをメッセージとして伝えることができますので、もうひとつの側面として、外国人に向けたメッセージを込めています。

お互いの文化を尊重しない限り、絶対にうまくいかないと思っていますので、社会貢献の意味をもった活動を進めて行きたいです。

ー日本には外国人だけで構成された日本発のグループがあまりないので、「これは売れる!」という打算的な考えではないんですね。。。すばらしい。

ジェームズさん:そうです。メッセージを伝えるための手段がアイドルグループのプロデュースだったんです。

音楽業界や、芸能のお仕事というのは一部ではキラキラした世界でもありますから、スタートした理由、理念は絶対に忘れないようにやっていきたいと思います。

ー今の日本の課題として、外国人の受け入れをどうするのかという問題とも関連がありますね。今日はとても考えさせられるインタビューでした。ありがとうございました。

編集部のひとこと

ライター

せいくん

外国人の受け入れについてのニュースが続く今、お話をお聞きできたことでいろいろと考えさせれるインタビューでした。

日本に来る外国人に向けたメッセージを伝えるためのアイドル活動のプロデュース。さまざまな困難を乗り越えてでも伝えたいメッセージがあるという、信念の強さを感じました。

また、チャンさんは、「東京は世界でも有数の国際都市。ジャパニーズドリームだって絶対にあるよ。日本人はもっと自信をもつべきだよ」と優しくおっしゃいました。

多様性を大切にしようといわれますが、実際にお会いすることでものの見方って変わるんですね。視点が違えば、意見も違う。でも、そこに新しい発見があって、お互いを尊重したらよりよい社会があるはずだと思ったインタビューでした。

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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