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パルシステムインタビュー

パルシステム神奈川ゆめコープの「地産地消の取り組み」について聞いてきました!

パルシステム神奈川ゆめコープのオリジナルチラシ「いいね!かながわ」の商品開発を担当している小嶋香織さんに、 どのように商品開発をしているのかうかがってきました!

聞き手:たいせつじかん編集部

小嶋香織さん

パルシステム神奈川ゆめコープ商品活動課長として地産地消商品の企画を担当する小嶋香織さん

■商品企画にはパルシステムならではのこだわりがある。

――まず、「いいね!かながわ」について詳しくお聞かせください。

小嶋:私たちは毎日何かを食べて、何かを使って(消費して)生活しています。その食べる物、使う物の背景を少し考えてみませんかという運動を長く続けてきました。たくさんの人が商品の裏側を意識して選んだら社会が変わるのではないか、どんな物を選ぶのかいっしょに考えてみませんかという内容です。

この「いいね!かながわ」は2017年11月からスタートした取り組みで、中でも以下3つの視点をもって商品を企画しています。

~3つのポイント~

「地産地消」:神奈川県ならではの地域性を活かした商品。農業(第一次産業)を中心とした神奈川県の産業を応援する商品

「交流商品」:つくり手と組合員の交流から生まれた商品。交流産地の地域づくりに貢献する商品。

「社会貢献」:当組合の7つの政策課題(食、農、福祉、子育て、環境、生活、平和、国際活動)を推進し社会的課題の解決に貢献する商品。

いいね!かながわチラシ例

※「いいね!かながわ」のチラシ例

――この視点に該当する商品の作り手にどのようにアプローチをされるのでしょうか?

小嶋:まずは、当組合の組合員と農作業体験などを通して交流を続けてきた地域団体といっしょに商品開発を始めました。現在は神奈川県内の協同組合(農協・漁協など)が主催している勉強会などに参加して作り手の方々と知り合うことを意識しています。

「地元の農産物を地元の人にもっと広げたい」、「環境に配慮した取り組みをすすめたい」などの思いを共有し、その後実際に視察にうかがい商品企画をします。商品そのもののだけでなく、作り手、食べる人、お互いの顔が見える関係にあるものだけを取り扱っていくと決めています。

――商品企画をするうえで生産者の方にお願いをすることはあるのでしょうか?

小嶋:はい、たとえば農畜産物においては誰がどこでどのように作っているのか、作り手と食べる人の交流ができるかなど商品を企画する際の必要な事項があります。栽培履歴などの書類作成は必ず依頼します。

また、「環境保全型・資源循環型農業」を推進していますので、地域のもったいない資源(未利用資源)を活用した取り組み、化学的な農薬・肥料などを極力減らした栽培に共感していただける方といっしょに取り組みをすすめています。そういった生産方法は、やはり手間もかかります。ですので、理解、応援して購入していただける消費者がいないと続けることが難しいのが現状です。

現在は地元の工場からでたコーヒーや茶のかすを堆肥として活用して土づくりをする農家の野菜、パルシステムのパン工場で余ってしまったパンを餌として活用している豚肉の商品企画をしています。

――なるほど。商品企画をして、その商品を利用していただくことが、生産者の方を応援することになるんですね。

2小嶋香織さん

小嶋:そうなんです。ほかにも組合員に生産活動の一部を体験していただいた商品もあります。

例えば、「大豆ボランティア」という企画では、使われなくなった畑を活用し、組合員と、生産者がいっしょに大豆を育てます。その大豆を原料とした納豆を販売しています。

このように農地の有効活用や、生産者と消費者=組合員が交流をする中で、消費者が商品づくりの一部を担うことは食育の観点からも大変価値のある企画だと考えています。

――ストーリーの見える商品として企画をするということですね。

小嶋:そうですね。消費者自ら生産に関わったものを購入する機会はなかなかないですし、それ自体が特別な価値をもつことになると思っています。

――わかりました。商品の企画を通じて食や農業の問題を作り手と消費者といっしょに考えていく取り組みなんですね。本日は、ありがとうございました。

次は、産地への取材や生産者さんへのインタビューをお届けする予定です。皆さんお楽しみに!

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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