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お出かけスポットインタビュー

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」に潜入取材!子どもだけじゃない!おとなも絶対楽しいスポットです!

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

©Fujiko-Pro

川崎市多摩区にある大人気の川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(以下、藤子・F・不二雄ミュージアム)。生涯で350タイトル以上の作品を残されたまんが家、藤子・F・不二雄先生のすべてが詰まった老若男女が楽しめるおすすめスポット!

なぜ川崎にあるの?来場する際に気をつけることは?スタッフの方から見たおすすめは?などを、藤子・F・不二雄ミュージアム・開発部部長の池田光子さんにインタビューしてきました!みなさん、必見ですよ!

聞き手:たいせつじかん編集部

■藤子・F・不二雄ミュージアムはみなさんへの恩返し

藤子・F・不二雄ミュージアム・開発部部長の池田光子さん

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム・開発部部長の池田光子さん

ーさっそくなんですが、なぜ川崎に藤子・F・不二雄ミュージアムはあるんですか?

池田さん:ご結婚されてからずっと藤子・F・不二雄先生(以下藤子先生)はこのあたりにお住まいだったので、川崎の生田緑地に近いこの場所にミュージアムが作られたんです。

ーそうなんですね。では、多くの作品川崎で描かれたんですね。

池田さん:いえ、先生の仕事場は西新宿にあったので、毎日小田急線で通勤されていたんですよ。

ー先生って電車通勤してたんですか!

池田さん:先生は、ご家族との時間を非常に大切にされていたそうなので、ご自宅ではお仕事はされなかったそうですよ。

藤子先生の通勤用カバン

ミュージアムで展示されている藤子先生の通勤用カバン。

ーこれだけ有名なまんが家の先生が電車通勤をしていると聞くと急に親近感がわきます!

では、このミュージアム設立した経緯を教えてください。

池田さん:ミュージアムの設立には、藤子先生の奥様のふたつの思いがもとになっています。

1:先生はたくさんの作品を描かれていますので、約5万枚の原画が残されていてこれを離散させずに後世に残したいということ。

2:お小遣いを握りしめて先生のまんがを買ってくれた子どもたちへの恩返しをしたいということ。

ーうっ、設立の思いが感動的すぎます。ちょっと気になっていたんですが外観がとてもシンプルだなと思ったのですが、それにも理由があるんでしょうか?正直、初めて来ると通り過ぎそうかなと…

藤子・F・不二雄ミュージアムの外観

藤子・F・不二雄ミュージアムの外観

池田さん:そうですね。静かな住宅街の中にありますので、奇抜な外観を避け住宅街になじんだ「まんがの美術館」という考えのもと、デザインされているんです。

でも、よく見ていただくと細部に遊び心がたくさんありますよ。

ーそれは見つけました!外壁の一部ドラえもんの目がありましたね!

外壁のドラえもんの目

池田さん:そうですね、正解です!このミュージアムには、細部にわたって遊び心が満載の仕掛けがありますから、みなさんにも見つけていただきたいですね。

ー最近では、海外のも多くいらっしゃっているようですね。

池田さん:そうですね。最近では入場者の2割程度は海外の方です。中国や東南アジアのかたが多いようです。

ドラえもんは、出版・アニメの放送併せて、約70ヵ国以上の方に楽しんでいただいているので、世界中にファンがいらっしゃるのは大変うれしいことですね。

ードラえもん恐るべしですね。

■来場される際には要チェックです!

藤子・F・不二雄ミュージアム最寄り駅「登戸駅」の様子

最寄り駅「登戸駅」改札口の様子

ー来場される際に気をつけるポイントを教えてください。

池田さん:まず、当館では入場チケットの販売をしておりません。完全日時指定制で事前に入館チケットをローソンにて購入していただく必要があります。

また、日にちだけでなく、入館時間も10時・12時・14時・16時指定制になっていますのでその点もお気をつけいただきたいです。

ー 日にちだけでなく、入館時間も指定制なんですね。

池田さん:そうですね、1回の入場者数を500名までとしています。入館後は、音声ガイド用の「おはなしデンワ」をお貸し出ししますので、ゆっくり館内を楽しんでいただくため、入場人数の制限があります。

ー入館時間は指定制でも、退館時間は指定がないですよね?

池田さん:そうですね。長く楽しんでいただくには、早い入館時間を選んでいただくほうがお得ですね(笑)

あとは、館内にカフェがひとつありますが、ランチの時間帯はどうしても混んでしまいますので、慣れている方は整理券を先にとってから館内をまわるという方がいらっしゃいます。

ーそれは裏技ですね!あと、駐車場が併設されていないんですよね?

池田さん:大変申し訳ないのですが、駐車場を併設しておりません。その分、登戸駅から直行便のシャトルバスが走っています。また、向ヶ丘遊園駅からここまで遊歩道がありますので、ゆっくり歩いていらっしゃる方も多いですね。

ー先ほど、ドラえもん号を見ました!

ドラえもんのシャトルバス

ドラえもんのシャトルバス。車内にも楽しい仕掛けがたくさん。

池田さん:ドラえもん号のほかに、パーマン号、キテレツ号、エスパー魔美号の4種類のシャトルバスが走っていますよ!

ーえっ、4種類あるんですね!ドラえもんもいいけど、パーマンも…、全部乗りたいですねぇ。

■ミュージアム内は、遊び心満載。

ー池田さんが個人的におすすめなポイントを教えてください。

池田さん:見逃さないようにしていただきたいのは、実際に先生が使われていた仕事机の展示ですね。そのまま天井に目を向けていただくと、先生の頭の中をイメージした展示がされているんです。

藤子先生の仕事机の展示

先生の仕事机の展示。実際に使っていたものが展示されています。ここでたくさんの作品が描かれたんですね。ここから目を上に向けると…

藤子先生の頭の中をイメージした展示

先生の頭の中をイメージした展示。先生が好きだった本や、趣味のおもちゃなどが満載!

ーたしかに、仕事机は象徴的な展示ですね。は、原画を見ることが楽しかったですね。

池田さん:ぜひ、原画はご覧いただきたいですね。水彩絵の具で描かれたカラー原画は、わずかな照明の影響でも色あせをおこしたりするため、1か月に1度のペースで生の原画と複製原画を入れ替えています。

また、原画は印刷・出版する前の版下といわれるものです。そのため、先生のメモや指示書きが多数あるんです。原画を見るうえで、こういったところにも注目していただけるといいかもしれませんね。

ミュージアムの展示室Ⅰ

展示室Ⅰの様子。原画が展示されています。

ミュージアムの展示室Ⅱ

展示室Ⅱの様子。取材時は、「キテレツ大百科」と「ドラえもん」の原画展でした。定期的に展示内容は変更されるそうです。

ーあと、まんが家になる前に手塚治虫先生から送られた手紙とまんが家25周年のお祝いの色紙も展示されていますね。

池田さん:手紙はとても古いものだと思いますが、大切に残していらしたんですね。藤子先生はとてもうれしかったんだと思います。とてもユニークなお手紙ですよね。

手塚治虫先生からの色紙と手紙

色紙と手紙の展示。手紙はらせん型にメッセージが書かれています。おしゃれすぎる。

ーはじめて来たのですが、遊び心が満載ですね。

池田さん:来館いただいた方には、楽しんでいただきたいのでそういっていただけるとうれしいです。

あと、先ほどの外観のお話ですが…

ーえっ、外観にはまだ仕掛けありますか?

池田さん:はい、じつは窓ガラスの区割りが、てんとう虫コミックス第1巻「ドラえもん」のコマ割りと同じになるように作られているんです。

ーええええええ。そんな仕掛けがあったなんて。確かに規則的な区割りじゃなかった気がしますね。

池田さん:そうなんですよ。さらに、ミュージアムの前の遊歩道には、ドラえもんの登場キャラクターのブロンズ像があるんですが、見かたによってキャラクターがコマのなかに入って見えるようになっているんですね。

遊歩道のブロンズ像越しに見るミュージアム

遊歩道のブロンズ像越しにミュージアムを見るとこのように見える仕掛けがあります。

ー本当に、びっくりすることが満載ですね。来る前は、子ども向けなのかな?と思っていましたが、おとなも十分に楽しめますね。

池田さん:ドラえもんは1970年に連載が開始されていて、2020年に50年を迎えますから、幅広い年代の方に楽しんでいただけると思います。

ー本日教えていただいことをもとにまた来館したいと思います!今日はありがとうございました。

■編集部の個人的なおすすめポイント

①まんがコーナー

展示室を抜けると藤子先生のまんがが読めるコーナーがあります。ミュージアムでいろいろな原画を見た後に、まんがを読めるなんて最高です!ここには、ずっといられる気がします。

キッズスペースと併設されているので、お子さまはキッズスペースで遊んで、ママパパはここでまんがを読むこともできます!

ミュージアム内のまんがコーナー

②Fシアター

ミュージアムでしか見ることができないオリジナル作品が上映されているシアターゾーン。限定作品に惹かれてしまう…

Fシアターの様子

③公園に土管。

現実世界では、公園に土管はあまりないと思いますが、空き地に土管のコンビはしっくりきますね。

ドラえもんと広場の土管

 

編集部のひとこと

ライター

せいくん

「先生は、ご自分の作品を「S・F(すこし・ふしぎ)」と表現されました。日常を基盤とし、その中にくすっとした楽しみを軽快に描いていました」

池田さんから教えていただいたお話。

短編を含めると350タイトル以上の作品を作り出した先生って、日常を大切にされていたんだ。ご家族と過ごす時間、趣味の時間など、当たり前の時間の中にアイデアを見つける天才だったのかもしれないな。

ミュージアムをまわりながらこんなことを考えていました。

日常生活の中にたくさんのアイデアがあるのだ。これからの毎日が楽しくなりそうだなと思った取材でした。

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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