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輝く女性インタビュー

フリーアナウンサー・近藤さや香さんインタビュー  ~仕事と子育て、二つの「キャリア」を楽しむ方法 後編~

フリーアナウンサーとして、FMヨコハマの人気ラジオ番組「Lovely Day♡」のDJを務める近藤さや香さんは現在、2歳の男の子を育てるママでもあります。

前編のインタビューでは、近藤さんが産後4ヶ月にして夢だったラジオDJとなった経緯や、仕事と育児の両立スタイルについてお伺いしました。今回は、育児の苦労を乗り越える方法や、子育てママへのアドバイスなどについてお話しいただきます。

【近藤さや香さんプロフィール】
高校卒業までアメリカミシガン州で育ち大学から帰国。勤めていた秘書を辞めてSDN48の1期生メンバーとして活動の後、フリーアナウンサーに。現在、FMヨコハマ「Lovely Day♡」(月~木 9:00~12:00)のDJとして活躍中。セント・フォース所属

聞き手:たいせつじかん編集部

近藤さか香さん

■保育園やベビーシッターサービスを積極的に活用

――近藤さんのお子さんが保育園に入れたのは、生後1年半になってからということでした。それから生活は変わりましたか?

近藤:はい。待機児童状態だった時は、自分の自由な時間はもちろん、仕事に必要となってくる外での時間も取れなかったのですが、仕事と育児の両立という点では保育園に入れたことで大きく変わったと思います。

――現在の近藤さんは、保育園も利用できる環境になり、ラジオDJという希望のキャリアを歩まれています。そのなかで、仕事と育児のバランスを取るのが難しいと感じることはありますか?

近藤:時には仕事が夜までかかることもありますし、祝日など、保育園が開いていない日に仕事が入ることもあります。そういうときの調整には工夫が必要ですね。
私の場合、そういうときにはお友だちに頼んで家に来てもらったり、お友だちの紹介で知り合ったベビーシッターさんにお願いしたりして、やりくりしています。

■夜泣きの苦労も、子どもの笑顔を見れば吹き飛ぶ

近藤さや香さん

――お子さんが今後さらに成長していくと、母子の関係も少しずつ変化していくと思います。働くママとして、お子さんとどういう風に接していきたいとお考えですか?

近藤:子どもが大きくなるにつれて、意志疎通が今よりもっとたくさんできるようになり、関係も変化していくと思います。反抗期もあるかもしれない。私はまだほんの2年程度ですが、少なくてもこれまで子育てに苦労しているとは感じていませんし、これからも大丈夫だろう、と楽観的な気持ちでいるんです。お世話になった助産師さんも、赤ちゃんのころ手がかからなかった子は大きくなっても手がかからないと話していましたし(笑)。

働くママとして気をつけたいと考えているのは、自分自身が楽しいことをすること、かな。お母さんが楽しく働いていたら、子どもも「生きていくことは楽しいことなんだな」と思ってくれると思うので。何歳になっても、そういう母親の姿を見せてあげたいな、と思っています。

――手がかからないお子さんということですが、夜泣きの時期はどのように乗り越えられたんでしょうか。この時期が体力的にきついと話すお母さんも多いようですが。

近藤:前半のインタビューでもお答えした通り、1歳半ぐらいまで息子はよく夜泣きをしていました。夜中に何度も起きて、ミルクをあげないといけない。睡眠不足にもなりました。でも、赤ちゃんのかわいい時期は、一瞬で終わってしまうものですよね。確かに大変だけど、どれだけ疲れているときでも、可愛い笑顔を見たら、かわいいな、と思ってすぐに癒されてしまうんです。そして夜泣きがなくなって半年も経てば、その大変さも見事に忘れてしまいました(笑)

――すごくポジティブな姿勢ですね。初めてのラジオDJの仕事と、初めての育児が重なるという状況は、とてもハードにも見えるのですが……。

近藤:確かに、見方によれば、一番大変なときに仕事が舞い込んできた、と言うこともできますよね。でも私は、今のラジオDJのお仕事は、子どもを産んだからこそいただけたチャンスだとも思っているんです。平日午前中のラジオは主婦の方がたくさん聴いてくださっています。そういうリスナーの皆さんと共感しあえるのは、私自身も育児をしているからかな、と。かつての私だったら、今のようなDJにはなれなかったかもしれません。

だから、このタイミングがベストなタイミングだったと思っています。

■使えるツール、サービスは遠慮なく使う

――先ほど、保育園と同時にベビーシッターサービスを利用されているというお話がありましたが、そのほかに何か利用しているツールやサービスはありますか?

近藤:宅配サービスを利用することが増えましたね。特に、水やお米などの重たいものを買うときは家まで届けてもらうようにしています。最近買ったのは子どもが乗る「踏み台」。それまでは子どもを抱えて手を洗わせたりしていたのですが、子どもの成長に伴って腰が痛くなってしまって……。ネットでそれを買ってからは、腰痛が楽になりました。

――働くママにとって負担になりがちな家事といえば、料理がよく挙げられます。どのように取り組まれているのでしょうか?

近藤:最近私が利用しているのは、メインの材料から必要な調味料まで入っているお料理時短セットです。簡単な調理でいろんな味の料理が楽しめるので、お勧めですよ。私のラジオ番組でも、そういったお料理時短セットをプレゼントするスペシャルウィークを実施したりしています。

番組の企画会議でも、「こういうプレゼントだったらママリスナーに喜んでもらえるんじゃないかな」と、ママ目線を活かして提案をしています。もちろんママだけじゃなく、働きながら旦那さんのご飯を毎日作っている女性にもピッタリだと思います。料理キットのほかにも、フルーツやお野菜など、ラジオ番組で食材のプレゼントをすることは多いですね。

■仕事に、育児に奮闘する女性たちへのメッセージ

――現代の日本では、仕事に、育児に、そしてその両方に奮闘している女性がたくさんいらっしゃいます。子育てをしながら夢を実現しつつある近藤さんから、女性のみなさんにアドバイスがあれば、教えてください。

近藤:まずは頑張りすぎない、ということが大事だと思います。精神的にも、肉体的にも。仕事にしても、育児にしても、楽しさとつらさの両方があるものですし、「いいとこどり」はできません。だからこそ、手を抜けるところは、手を抜けばいいと思います。

今は昔と比べればずいぶん便利な世の中になっていますし、育児を支援するサービスもいろいろあります。たとえば毎日料理をちゃんとするのは素晴らしいことだけど、あまりに苦しいなら、少しくらい楽をしてもいいと思っています。

――「がんばりすぎなくていい、たまには手抜きもいいじゃない」というようなCMもありますよね?私も共感します。

近藤:そうです。私はあのCMを見てすごく感動しました。無理する必要はないんだな、って。私は常々、生活は楽しむためにあるし、仕事や家事もまた、楽しい生活を支えるためのものだと考えています。その気持ちを励ましてくれる、いいCMだと思いました。

――仕事に対する取り組み方については、どうお考えですか?

近藤:仕事は手抜きをしてはいけないものですが、「自分がいなければこの仕事は回らない」などと必要以上に責任を背負って苦しむことはないと思います。極端な話、どれだけ大事な仕事でも、インフルエンザにかかったら休まざるを得ないし、いざ休んでみたら、案外職場は普通に回るものです。私を待ってくれている人がいる、とポジティブなプレッシャーを感じるのは楽しいことですけどね。

――そういう経験をされたことがあるのですか?

近藤:以前、熱が出てしまい、またインフルエンザの疑いもあったので、仕事をお休みさせて頂いたことがありました。代役で出演してくださったのは私も大好きな先輩DJの方で、彼女が急遽出演したことでSNSでも大盛り上がりになりまして。休んでいる私も嬉しくなりました。リスナーの方々からは私に対する温かい応援メッセージがたくさん届きましたし、復帰したときにはたくさんの方から「お帰りなさい」と言っていただけました。一緒に仕事をする人たちは仲間なのだから、助け合いながら、楽しく働ければいい。仕事のことで、必要以上に自分を追い詰めなくていい。自分が休んだことで、そのことに気づかされた気がします。

――そうなんですね、お仕事に育児に奮闘されているさや香さんのお話をお聞きできてとても、こちらも元気になりました!今日はありがとうございました。

編集部のひと言

2回にわたりお送りして来た近藤さや香さんのインタビュー、いかがでしたか? 仕事も育児も、ポジティブに楽しむ気持ちを持って乗り越えてきた近藤さんの言葉には、頑張る女性にとってたくさんのヒントがちりばめられていたように思います。少しでも皆さんの心に響くものがあれば、それ以上に嬉しいことはありません。

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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