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輝く男性インタビュー

3×3プロバスケットボールチームSHONAN SEASIDE.EXE (ショウナン シーサイド ドット エグゼ)の選手兼GMである 岩田涼太さんの平塚から世界をめざす情熱インタビューです

平塚市を本拠地とする3人制のプロバスケットボールリーグのプレミアリーグに所属するSHONAN SEASIDE.EXEの創設からかかわり選手兼GMとしてチーム運営にも携わる岩田涼太さんのインタビューです。

これまでのご経歴とチームを立ち上げた経緯として見据える未来についてお話をうかがってきました。

東京オリンピックでも注目を集めた3人制のバスケットボールである3×3(スリーエックススリー)をより身近に感じられるインタビューとなりました。ぜひ、お楽しみください。

 

聞き手:たいせつじかん編集部

 

■コロナ禍がきっかけとなったチームの発足

-岩田さんのバスケットボール選手としての経歴を教えてください。 

岩田さん:平塚市の金旭中学校でバスケットボールを始めました。そして、東海大相模高校に進学して、2年生のときにインターハイとウィンターカップでベスト8になり、東海大学へ進学後は2・3年時にインカレ優勝、1・4年時はインカレ準優勝を納めることができました。

そして、卒業後に今の横浜ビー・コルセアーズに入団してBリーグのプロバスケットボール選手になりました。

-神奈川県のチームでずっとプレイされているのですね!

岩田さん:そうですね。でも、そのあとは三遠と山形に移籍しましたから少し離れますが神奈川県のチームで大半を過ごしました。

-では、Bリーグのプロバスケットボール選手であった岩田さんがなぜ3×3の選手になり、さらにチームを運営することになったのですか?

岩田さん:2019-2020シーズン中に新型コロナウィルスの影響でBリーグがシーズンの中止を決定しました。このことに私自身も、そして多くの選手たちも不安を感じていたと思います。

そのときに、私がプロに入ってからずっと所属チームのスポンサーをしてくれていた叔父が経営する湘南テクノ社が母体となって地元平塚でプロチームを作って活動することは地域貢献になるし、自分自身にも良い経験となるのではないかという提案をしてもらったことをきっかけとして、3×3のチーム「SHONANSEASIDE」を地元の平塚で立ち上げることになりました。

-なるほど!自分でチームを作りチームを運営しながらプロ選手を続けるという新しいプロ選手の形ですね!

岩田さん:そうなんですが、私はプロバスケットボール選手なので、チーム運営・フロント業務などはまったく分かりませんでしたから、過去に所属したチームのスタッフなどに連絡をして、ゼロからいろいろと教えてもらいました。

今では、選手をやりながら、トップチームの運営、スクール事業の運営、コートの運営などをどうにかこなしています。

平塚市にあるSHONANSEASIDEのホームコート。貸出も行っているそうです。

 

■3×3は競技性に特化している

3on3(スリーオンスリー)と3x3の違いはなんですか

岩田さん:この違いをまだわかっていない方が多いようですが、3on3と3×3はまったくの別物です。バスケットボールのハーフコートを使って3人でバスケットをする3on3、いわゆるストリートバスケですね。競技制というより、観ている人を楽しませることに特化しています。しかし、この3on3をより競技性に特化して確立したものが3×3です。

日本を発祥として、アジアを中心として世界に3×3.EXE PREMIERというプロリーグができて7シーズン目ですね。そして東京オリンピックの競技にもなりました。

-実際にルールの違いはどのようなことがありますか?

岩田さん:3×3は無駄を省き、より競技制を高めたルールになっています。

シュートするまでの制限時間が12秒しかありませんから大変スピーディーな試合展開になることが特徴です。

ですから、1on1が主軸となる3on3を進化させてより戦術的に特化していかなければいけない競技になっています。

-技術や戦術という面でもより精度の高さが求められる競技なんですね。

岩田さん:だからこそ、日本人でも戦える可能性のある競技だと思っています。実際に、5人制のバスケットよりも3×3の方が男子では世界ランキングが高いので、これからもより強くなっていくと思いますので、ぜひみなさんに注目していただきたいですね。

 

■世界への扉が開いたリーグ

-では、国内リーグについて教えてください。

岩田さん:日本では、3×3.EXE(スリーエックススリードットエグゼ)プレミアリーグというプロリーグがあり、全国42チームがあります。

このプロリーグ以外に3つの大きな大会があるので合計で4大大会が年間をとおして開催されています。

そして、ここがBリーグと大きな違いなのですが、日本で1位になると世界大会へ行けるようになっています。

-世界全体がひとつのリーグになっているようなイメージですか?

岩田さん:そうなんです。日本代表とは別でひとつのチームが日本でトップになると次は世界トップを決める大会に出られるので、すごく夢がありますよね。

ここは、Bリーグにはないところですからぜひ注目して見ていただきたいです。

-3×3の魅力はどんなところでしょうか?

岩田さん:やっぱりスピード感ですね。とにかく攻守の切り替えが多いのでとてもエキサイティングだと思います。試合時間もすごく短くて見やすいと思います。12秒間の攻撃制限時間のなかで21点先取なので、場合によっては10分で終わるということもありますからね。

また、ジャッジも5人制に比べてある程度のボディーコンタクトをよしとしているところもありますから、格闘技的な力強さも感じてもらえると思います。

-5人制のバスケットボールの盛り上がる要素をより凝縮したようなイメージでしょうか?

岩田さん:そうなんですよね。ぎゅっと凝縮していると思います(笑)。

 

-では、最後に今後の目標を教えてください。

岩田さん:チームとしては、とにかく日本1をめざしています。そして、チームをより多くの人に知ってもらい応援してもらえるようにしたいですね。

今はまだスポンサー企業に頼っている部分が大きいですが、できるだけ独立していけるようにがんばりたいです。

そのためには、地域の方々にたくさん応援していただけるようにならないといけないのでできることは積極的にやっていきたいですし、こういった小さいチームであるからこその小回りの良さも魅力だと思います。

あとは、うちのスクールからプロ選手を輩出したいですね。そして、その選手がうちのチームで活躍してくれたらとも思っていますね。

-今日はありがとうございました。

 

編集部のひとこと

ライター

ゆめちゃん

東京オリンピックでは、女子チームの活躍でおおいに盛り上がりを見せたバスケットボール。そのなかでも3x3という日本発祥の競技で世界をめざす岩田さん。選手兼GMという肩書にも負けずに世界をめざす姿にたくさんの勇気をもらいました。

コロナ禍で始まった新しい挑戦のお話はこれからもたくさんでてくると思いますが、そのうちのひとつとしてたくさんの示唆に富んだお話であったと思います。

今後もSHONAN SEASIDE.EXEの挑戦に注目していきたいと思います。

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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