たいせつじかん 〜ほっと一息。少し休憩。幸せな時間〜

輝く女性インタビュー

【前編】テレビ・雑誌で話題のAsMamaの「子育てシェア」とは?甲田恵子さんインタビュー

利用者数が5万人を超える話題のアプリ、AsMama社の「子育てシェア」。地域で子育てをシェアするというサービスを開発し、多くの方が利用するようになるまでのストーリーと今後のサービス展開、AsMama甲田恵子社長が次に見据えるビジョンなどをうかがってきました。サービス立ち上げまでの熱すぎる情熱と現実とのギャップに挑むAsMamaの痛快なストーリーをお楽しみください!

聞き手:たいせつじかん編集部

AsMama甲田恵子社長

AsMama甲田恵子社長

■ママたちの声が形になったサービスがAsMamaの「子育てシェア」

ー甲田さん、今日はよろしくお願いします。まずは、御社の事業内容を簡単に教えてください。

甲田さん:よろしくお願いします。私たちは、子どもの送迎や託児など、子育てを顔見知り同士で頼りあうしくみ「子育てシェア」を開発、運営しながら、生活や子育てを応援する企業・自治体と生活者の出会いの場となる多世代交流イベントを全国で年間約2,500回開催しています。

AsMamaの「子育てシェア」:https://kosodate-share.asmama.jp/

ー「子育てシェア」は多くのメディアに取り上げられているサービスだと思いますが、送迎や託児をお願いしたいユーザーと都合のつくユーザーをマッチングさせるサービスという理解であっていますか?

甲田さん:ここは勘違いされやすいポイントですが、一般的なベビーシッターサービスのように、知らない相手の中から都合のつく人を検索して依頼をするのではなく、リアルで繋がりのあるママ友や顔見知りを招待して、子育てシェアのシステム内でネットワークをつくり、その中に支援依頼を発信すると、都合のつく人が気兼ねなく見つかり、依頼が成立するというサービスです。

現在「子育てシェア」で発信された支援依頼の解決率は約85%と、高い確率で成立していますが、その為には、会員様ご自身が「子育てシェア」内に、半径約2km圏内に住む顔見知りのリストを作っていただく必要があります。ご自身で作ったリストから発信先として理想的な複数人を選んで支援依頼をするからこそ、これだけの解決率が実現できているのだと思います。

そのため、お住まいの地域でのリアルな親子のネットワーク構築がとても大切です。ご自分で作られたネットワークであれば、急な依頼でも必ず誰かが助けてくれますからね。

ーでは、このサービスを運営される上で御社のこだわりなどを教えてください。

甲田さん:「子育てシェア」は、ターゲットユーザーの声を聞き、週1度のペースでアプリの機能を更新しています。

サービスを利用しやすくするためのポイントはいくつかありますが、ひとつは、“お願いしやすく、断っても双方にわだかまりが残らない”ということです。

お願いをしたい内容が、送迎なのか、託児なのかによっても依頼しやすい相手が違いますので、このアプリでは依頼毎に送信先リストを作成できるようになっています。また、依頼をされた側には「18名のうちの1名です」といったことが表示されるので、都合がつかなければ気軽に断る事ができます。支援依頼をする側も、依頼をされる側も全てアプリ上でやり取りができるため、個別に連絡をする必要がなく、お互いに心理的なストレス無く利用できるしくみになっています。

また、送迎や託児をお願いしたあとのお礼もユーザーの悩みとして耳にしますが、実はこの悩みは、依頼をした側だけでなく、依頼を受けた側との両方の悩みなんです。

ーお礼をもらう方も実は気兼することがあるということですね。

甲田さん:そうなんです。ですから、「子育てシェア」でのお礼は、1時間500円~700円と予めルールを設定し、原則、決められた謝礼ルールに沿ってご利用頂いています。ただし、謝礼のやり取りは、直接現金手渡しか、クレジットカード払いが選択できるようになっているので、実際には、ユーザー同士で合意されていればよいことになってはいます。

AsMamaでは、「子育てシェア」の謝礼からはいっさい、利用料、手数料を頂いていませんので、ユーザー同士が利用しやすいよう、自由にやり取りをしていただいています。

ー確かに、お互いに経済面でも心理面でも出来るだけ障壁を失くす設計になっているのですね。

甲田さん:そうですね。加えて、安心・安全への配慮として、登録料・利用料はいっさい無料でも、万が一の事故に備えて全支援者に最大5,000万円の保険が適用されるようになっていることです。

ー保険が適用されるというのが驚きですね。

甲田さん:保険適応は、「子育てシェア」を提供するうえで、何があっても実現したいサービスでしたのでがんばりました!

ー「子育てシェア」サービスは、支援を必要とする子育て世帯にとっても支援したい人にとっても利用しやすくするための壁を一つひとつ解決してできたサービスなんですね。

甲田さん:はい。これからも、利用者が気兼ねせず、安心・安全に「子育てシェア」を使ってもらえるよう日々サービスの向上に努めて参ります。

■誰もが「好き」を生かせる社会にしたい

「子育てシェア」について語る甲田社長

ー「子育てシェア」のサービスはどのような想いでスタートしたのですか?

甲田さん:2009年にAsMamaを創業しましたが、そもそも起業しようという想いはありませんでした。それまでの私は、サラリーマンとして、会社の中でどうしたら地位があがるか、給料が上がるかということを考えてがむしゃらにがんばっていましたが、リーマンショックの翌年、リストラのあおりを受けて退職せざるを得ないことになりました。

それまで、子育てをしながら、サラリーマンとして必死で働く経験をしていたので、もう一度、別の会社に転職をするということに、エネルギーが枯渇してしまったかのように躊躇いがありました。

人はそれぞれ「好き」な事が違いますよね。例えば、バリバリ働く、仕事が「好き」という人もいれば、働くよりも子育てや家事をすることが「好き」な人もいます。

また、ライフステージによって、働きたい時と、子育て・家事に専念したい時があると思います。

そう考えると、子育てや家事が「好き」という人に、地域で子育てをシェアをしてもらい、さらに多少の金銭的な報酬も得る事ができれば、そういう人たちがそれぞれの「好き」を生かして、頼りあえるプラットフォームがつくれると考えるようになりました。

そう考えたことがはじまりです。

ーたしかにそうですね。女性の社会進出、社会復帰の促進がうたわれていますが、女性は社会に「出なければならない」という風にも聞こえる気がします。

甲田さん:そうなんです。画一的には考えられないと思います。誤解をおそれずに言うと、女性だろうと男性だろうと「それぞれが生きたいようにいきればいいじゃないか。勝手に『こうあるべき』を決めないでくれっ」て感じですかね。(笑)

仕事が好きで積極的に社会に出ていきたい人は、より社会に出ていきやすく、子育てや家事が好きな人は積極的に子育てや家事が好きですと言える社会にして、それぞれの「好き」を生かして子育てのシェアが出来ればお互いハッピーだと思うんです。

いろんな働き方をする人もいて、専業主婦もいていいじゃないですか。どっちが良くて、どっちが悪いなんてないですよ。私にとっては、育休中や、退職後などの仕事をしていなかった頃は専業主婦でしたが、自由になる時間も、お金もないので、ストレスがたくさんありました。

でも、この育児・家事が好きということもひとつのスキルなんです。このスキルを生かせる場を作ろうと思いました。

ーなるほど。そこで子育てのシェアが実現できれば、子育てや家事が「好き」という方たちに働く人たちの子育てのお手伝いをしてもらい、支援する側にとっても社会とかかわることで得られる自尊心や少しの自由になるお金を得る機会をつくることができる。お互いが「好き」を生かしあうために、子育てを頼りあえるプラットフォーム「子育てシェア」の実現につながるんですね。

 

AsMama甲田社長のインタビュー前編はここまでです。

後編では、「子育てシェア」が出来るまでのお話を詳しくお聞きします。様々な困難にパワフルに立ち向かう甲田さんの痛快なお話は必見です!是非お楽しみに!

編集部のひとこと

「子育てシェア」は、ママやパパ自身が知人間のネットワークを作る必要があるということでした。AsMamaでは、ご近所同士を繋ぐ交流イベントも多数実施されているようですので、みなさんもぜひ近くの交流会に参加してご近所づきあいの輪を広げてみてはいかがでしょうか?

後編もお楽しみに!

▼AsMamaの情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

AsMamaオフィシャルサイト:http://www.asmama.co.jp/

「子育てシェア」サービスサイト:https://kosodate-share.asmama.jp/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

あわせて読みたい