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お出かけスポットインタビュー

めずらしい動物と円海山から見える景色をたくさんの方に見てもらいたい!金沢動物園 園長の小國 徹(おぐにとおる)さんインタビュー

小國さんは23年ぶりに園長として金沢動物園に戻ってきた

金沢動物園園長の小國 徹さん

金沢動物園の飼育員のオープニングスタッフとして16年間働かれていた小國徹さんは、2020年4月に23年ぶりに園長として金沢動物園に戻ってこられました。

そんな、小國さんに金沢動物園の魅力と見どころを聞いてきました。
小國さんのパワーに圧倒されるインタビューです。

めずらしい動物の写真とともに、ぜひお楽しみください!

 

聞き手:たいせつじかん編集部

 

■園長として23年ぶりに金沢動物園に

オープニングスタッフとして働いていた当時のことを振り返る小國さん

-まずは、金沢動物園の始まりについてお聞きしたいと思っていたのですが、先ほどスタッフの方に小國さんが今年園長として戻ってこられたとお聞きしました。戻ってこられたとはどういうことなのでしょうか?

小國さん:この動物園が開園したのは昭和57年3月17日なのですが、この金沢動物園が新しくできるということで飼育員のオープニングスタッフを3名募集していたんですね。
そのうちのひとりが私なんです。

-えっ、そうだったんですか?では、もともと別の動物園で飼育員をされていたのでしょうか?

小國さん:私は宮城県の出身で、近所では熊やいのししが出るような地域で育ったので動物は好きでしたが、飼育員は金沢動物園が初めてでした。

当時は、昼間は動物園で働きながら、夜は大学に通っていましたので学生でもありました。

-すごいですね、その体力に驚きました!

小國さん:3年間3時間睡眠でしたね。体力だけはあるんです(笑)。
そういう生活を送りながら、教員、学芸員、社会教育主事の資格を取得し、大学院にも行きました。

-仕事と学業を両立されていたんですね。

小國さん:そうですね。そういうわけで金沢動物園にはオープニングスタッフから16年間在籍していました。

1度金沢動物園を離れて戻ってこられたとのことですが、その間は何をされていたのですか?

小國さん:横浜市の各区役所や教育委員会などで仕事をしていました。

-基本的には横浜市で行政にかかわるさまざまなお仕事をされていたんですね。

小國さん:金沢動物園に戻ってくる直前は児童相談所に3年間いまして、そして、23年ぶりに金沢動物園に帰ってきました。

-では、開園当初のお話をお聞きしたいのですが、場所や規模は当時と同じままなのでしょうか?

小國さん:場所は変わらないですね。規模は今よりも小さくて、開園当初はオオツノヒツジ、シロイワヤギ、プログホーンの北米の動物3種類でスタートしています。

-だから金沢動物園のシンボルマークがオオツノヒツジなんですね!

小國さん:そうなんです。大きな角のオオツノヒツジがシンボルマークとなっています。

金沢動物園のシンボルマークになっているオオツノヒツジ

金沢動物園のシンボルマーク

このエリアはハイキングコースがあって、動物園は自然公園の一画にありましたので、ハイキングをしながら3種類の動物が見られるという無料の動物園だったんです。

-みなさんがここに遊びに来るひとつのコンテンツとして3種類の動物が展示されたことが始まりだったんですね。

小國さん:そうですね。それから南米、ユーラシア、オセアニア、アフリカというようにエリアごとの動物が順に増えていき、最後にキリンが入ってきました。

そして、そのキリンも私が担当していました。

-なるほど!だからエリアごとに動物が分けられているのですね!どのくらいの期間をかけて現在の形になったんですか?

小國さん:全エリアが完成するまでは6〜7年くらいかかったと思います。

 

■金沢動物園は魅力的な動物ばかり

-小國さんが思う、金沢動物園のいちばんの見どころを教えてください!

小國さん:日本一長い牙をもつゾウや横浜唯一のコアラもいますので、めずらしい動物を見ることができるということがひとつあるのですが、さらにこの場所は房総半島の景色を眺められて、さらに秋は紅葉といったように四季折々の自然も感じることができますので、動物だけでなく周りの景色や自然も見どころですね。

2m60cmの牙を持つゾウ

また、園内にはスタッフ手作りのパネルも数多くありますので、そういったところも楽しめるひとつのポイントです。

-スタッフの方の手作り感を大事にされている動物園なんですね。

小國さん:動物園の楽しみ方は自由で人それぞれあっていいと思っていて、金沢動物園は自分の楽しみ方を発見しやすい場所なんじゃないかなと思いますね。

スタッフの手作りパネルも魅力のひとつに

-ロゴマークになっているオオツノヒツジは金沢動物園を象徴する動物だと思いますが、園長からしてもとくに思い入れのある動物なんじゃないですか?

小國さん:思い入れはありますね!私とともに開園時からこの動物園にいますので。

金沢動物園のシンボル、オオツノヒツジ

堂々たる存在感を放つオオツノヒツジ

-このオオツノヒツジは日本にはどのくらいいるんですか?

小國さん:国内では2園館で19頭飼育しています(令和2年1月現在)。県内だとここにしかいません。

-そうなんですね。日本や県内ではここでしか見られないよという動物は結構いるんですね。

小國さん:いますね。ベアードバクもそうですし、インドサイとクロサイ2種類のサイがいるのもなかなかないことだと思います。

 

■横浜でいちばん高い円海山からの景色

円海山エリアの魅力を話す小國さん

-ここでしか見られない動物が多くいることに驚いたんですが、房総半島が見える景色もすごく魅力的ですよね!ここから見る景色は最高だよ、というスポットを教えてください!

小國さん:園内にある橋の上からもいい景色が見えますが、展望台からの眺めが最高ですね!

-展望台があるんですか?

小國さん:はい!あります。ぜひ足を運んでいただきたいですね。

海が見える動物園もなかなかないと思います。

円海山から見える景色

天気の良い日は房総半島まで見ることができる

-海が見える動物園ってすごくおしゃれですよね。また、このエリアはハイキングコースにもなっているとおっしゃっていましたが、最寄駅はどちらになるのですか?

小國さん:最寄駅は金沢文庫駅ですね。少し距離は長くなりますが、港南台駅や鎌倉方面からのハイキングコースもありますよ。

ハイキングでいい汗をかきながら、円海山の自然を感じ、海の景色が見られますから人気ですよ。

-金沢動物園でめずらしい動物もたくさん見られますしね!でも、本当に気持ちいいですよね!コロナ禍で人が多く集まる場所には行きにくいけど、ここだとそこまで気にすることはないでしょうし、気分転換にもすごくいいですよね!

小國さん:じつは円海山は横浜でいちばん高い山なので、そこからの景色も魅力のひとつですね。

-では、最後に読者の方々に向けてメッセージをください!

小國さん:身近な動物も展示していますし、世界の動物も展示しているので、かんたんに世界一周を感じることができます。

さらに、自然公園内には全長約100mの無料のローラー滑り台がありますから、動物園と公園で丸一日遊ぶことができますので、ぜひご家族全員で来ていただければなと思います。

取材当日もローラー滑り台を楽しむ子どもたちの姿が

-わかりました!本日はありがとうございました!

 

編集部のひとこと

ライター

せいくん

小國さんは1度金沢動物園を離れて行政の仕事に携わっておられましたが、金沢動物園に戻ってきてほしいという周囲の方々からの後押しも受けたとおっしゃっていました。

インタビュー中に私も感じたように、とても親しみやすいその人柄が周りの方々にも伝わっていたからこそ、そういう声があがっているんだなと感じました。

金沢動物園といえば小國さん!と言っても過言ではないと思うほどです。

当初の構想にあったようにできるだけ柵がない作りになっていますので、より動物の迫力を感じることができますし、動物園以外でも楽しめるスポットがあります。

小國さんやスタッフの方々の温かみある金沢動物園にぜひ足を運んでみてください!

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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