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お出かけスポットインタビュー

おとなから子どもまで楽しめる巨大動物園「よこはま動物園ズーラシア」の魅力を徹底取材してきました!

2019年4月に開園20周年を迎えるよこはま動物園ズーラシア。地域、気候帯別に計8つのゾーンで構成されている広大な動物園です。すべて楽しむには1日じゃ足りないかもしれません!?お子様といっしょであればなおさら!

そんなズーラシアを100%楽しむためのポイントをズーラシアスタッフの上田佳世さんに聞いてきました!

聞き手:たいせつじかん編集部 

ズーラシアの上田佳世さん

ズーラシアの上田佳世さん

ー上田さんよろしくお願いいたします。私は、ズーラシアに来たことがあるのですが、とても広いですよね。

上田さん:よろしくお願いいたします。ズーラシアは広いですよ。東京ドーム10個分で、横浜スタジアムだと17個分ですね!

ー広い!この敷地を何名の飼育員さんで運営されているのでしょうか?

上田さん:飼育員は約60名ですね。ズーラシアは地域、気候帯別で8ゾーンに分かれているので1ゾーンごとに10名弱で、園全体で約100種類、750点の動物を飼育しています。

ーこの広さでこれだけの種類の動物を1日で全部見ようと思うと回りきれませんね。

上田さん:そうですね。敷地の中にはお子様の遊べるスポットレストランも複数ありますので、年間パスポートで何度も来ていただくお客様が多いですね。

(ちなみに、年間パスポートは2,000円で、1日券は800円。3回以上行くなら年間パスポートがお得です!)

さまざまな魅力を持つズーラシア

ーでは、上田さんから見たズーラシアの魅力を教えてください!

上田さん:ズーラシアの園路は歩き疲れの少ない特殊な素材で舗装されています。また、ベビーカーでも回っていただきやすいようバリアフリーになっていますね。

敷地内には3ヶ所に公園のような遊具があるので、お子様思う存分遊んでいただけるようになっています。ここでは、ご両親はベンチでお休みになってお子様が遊具で遊ばれている光景をよく見ますね。

ズーラシアの広場

ズーラシアならでは遊具はお子様にも大人気です。

ー私も見てきましたが、ズーラシアならではの遊具がたくさんありますね!

上田さん:そうなんです。遊具だけでなく、各ゾーンにも、それぞれの文化を模したモニュメントや像がたくさん設置されているので、そちらも楽しんでいただきたいですね。

ー動物についてはいかがですか?ここを見てほしいというポイントを教えてください!

上田さん:これはいろいろありますから困りますね。

ー大丈夫です。時間はたくさんありますからすべて教えてください!

ズーラシアのオカピ

ズーラシアのオカピ

上田さん:やっぱり、ズーラシアに来ていただいたならオカピは見て帰っていただきたいですね。あと、日本ではズーラシアでしかることができない動物もたくさんいますね。

※ズーラシアでしか見ることできない動物:

セスジキノボリカンガルーアカアシドゥクラングール、テングザル、オセロット、ドールなど  

ーオカピは世界三大珍獣と言われているので是非見てみたいですね。

上田さん:オカピは日本では、ズーラシア、金沢動物園、上野動物園でしか見ることできませんし、野生でもとても希少な動物ですからね。ぜひご覧いただきたいです。

ズーラシアのテングザル

ズーラシアのテングザル

ズーラシアのセスジキノボリカンガルー

ズーラシアのセスジキノボリカンガルー

ーまた、展示方法にもさまざまな工夫をされているとお聞きしました。

上田さん:ズーラシアだけの取り組みとして4種混合展示があります。キリン、シマウマ、エランド、チーターの草食動物と肉食動物が4種混合展示されていて、アフリカのサバンナさながらの風景を楽しんでいただけます。

ーチーターが他の動物を襲ったりしないんですね。。

上田さん:チーターは、速く走ることに特化した体をしているため、ほかの肉食動物に比べると華奢な体型をしていて、力もそれほど強くありません。そのため自分よりも大きな動物は襲わないという生態があります。その生態を生かした展示方法となっているんですね。

アフリカのサバンナ 4種混合展示

実際の4種混合展示の写真です。

ーなるほど。ライオンはさすがにだめですよね?

上田さん:ラインは群れで狩りをするので、自分よりも大きい動物を襲いますから難しいですね。しかし、ライオンとシマウマがいっしょに見られるようにそれぞれの運動場の間を柵で仕切らずにで境をつくり、いっしょの空間にいるように見える工夫をしています。

ズーラシアのライオン

ズーラシアのライオン

ー季節によって動物は違う表情があると思いますが、いかがですか?

上田さん:春であれば出産シーズンを迎える動物が多いので赤ちゃんを見ることができますし、秋は、恋のシーズンなので求愛のダンスなんかも見られる動物もいますよ。

ー同じ動物でも季節によってさまざまな表情を見せることも面白いですね!

上田さん:そうですね。動物たちは季節はもちろん、日や時間帯によっても全然違うので、毎日同じというものはないですね。

また、春は桜、秋は紅葉がきれいです。8月は夜の動物園もやっていますので、園全体の雰囲気も季節よって違いますね。

■人間と動物のかかわり方とは

ーでは、飼育員さんのお仕事についてお聞かせいただきたいのですが、率直にお聞きしますが、これだけの種類の動物の飼育をされるのは大変ですよね?

上田さん:そうですね。一般的な動物と違い、野生動物でさらに、希少動物が多いということもありますので、飼育員がたくさん勉強して、家畜、ペット用で使用されているものを応用するなど、毎日手探りでやっていますよ。

ー希少動物は、わからないことが多いのですね。

ズーラシア広報担当の上田さん

上田さん:そうですね。とくに野生動物はけがや病気を隠そうする本能があるんです。そのため、日々接しているなかで少しの変化見逃さないように観察しなければいけません。

また、動物園の役割ひとつに希少動物の繁殖を促す「種(しゅ)の保存」があります。

たとえばオカピなどがそうですが、どうしても生息地での保存がむずかしいケースもあります。そのような場合は、動物園で保護をし、飼育をすることも必要です

ーそれはとても大切なお仕事ですね。飼育員の方はどのように情報を得ているのでしょうか?

上田さん:驚かれることも多いのですが、海外の動物園と連絡を取り合って情報交換をするということが日常的にあります。こちらから連絡をすることもあれば、連絡がくることもあります。

ー世界中の飼育員で協力をしているんですね!しかし、これだけ密に接していると動物にたいして愛情が湧いてきますよね。

上田さん:そうですね。飼育員であれば、みんなすべての動物に愛情をもって接していると思います。現実として、生き物ですので死んでしまうこともあります。新人のは飼育していた動物が死んでしまったときには深く心を痛めることがありますね。当然、それは経験を積んでも変わりませんけど、深く落ち込んだあとに、この経験を次に生かして、他の動物に少しでも長生きしてもらえるようにしていこうと考えて気持ちを切り替えることができるようになります。

しかし、飼育員だけでなく、お客様にも特定の動物のファンの方がいらっしゃるので、ホームページで一部の動物の死亡報告は行っています。

ーそうなんですね。飼育員と動物の関係性がわかるエピソードですね。

上田さん:また、飼育員のブログもHPに公開していますのでぜひご覧いただければと思います。飼育員ならでは視点で書かれているので好評いただいているんです。

ズーラシア飼育員のブログはこちらから:

http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/blog/

 

ーブログを拝見しましたが、かなり頻繁に更新されていますね!ほかにも飼育員の方がお客様と接する機会も設けていらっしゃいますよね?

上田さん:そうですね。担当する動物を紹介する「飼育員のとっておきタイム」を毎日実施していますとてもおすすめですよ!

動物たちがエサを食べている姿を見ることができたり、飼育員から動物の生態や性格などの話が聞けます。その後の動物観察がよりいっそう楽しくなること間違いなしです。

飼育員のとっておきタイム

飼育員がお客様へ動物のガイドをする「飼育員のとっておきタイム」

ー実際に飼育員のとっておきタイムに参加をしてきましたが、子どもだけでなく、おとなの方も楽しめるものでした!

■動物福祉(アニマルウェルフェア)について

ー最後にズーラシアのみなさまが大切にされている動物福祉(アニマルウェルフェア)について、お話をお聞かせください。

ズーラシアの飼育員とキリン

掃除をしながら動物を観察する飼育員

上田さん:ズーラシアでは動物福祉にスタッフが真剣に向き合っています。この考えは、「命を大切に考える」ということです。

動物にエサを与え、掃除をするだけではなく、飼育している動物ができるだけ豊かで幸せに暮らせるように、生活の質を考えようにしています。

たとえば、今年は非常に暑い日が続いたので、エサの肉を解凍したときに出たドリップを凍らせてアイスにしてトラに与えたり、動物が楽しめる遊具を飼育員が考えて与えたりして、動物園の中で少しでも豊かな生活が送れるように常に考えて行動しています。

ー飼育員の方が動物に声をかけているところを拝見しました。やはり、動物と人間の関係を考える上で動物福祉の考え方はとても重要ですね。

上田さん:そうですね。「元気ー?」って声をかける飼育員もいますし、扉をあけるとき「開けるよー」とか「お部屋帰るよー」など、みんなさまざまな声かけはしていますね。

動物も、言葉の意味がわかってなくても、いつもと同じ声がする、とかわかると思うんです。

ー先ほど、見学をさせていただいたときにミーアキャットが飼育員の姿や気配でエサの時間がわかるというお話がありましたが、動物と飼育員の関係性がとてもわかるお話です。

ズーラシアのミーアキャット

エサの時間が近づいたミーアキャット。飼育員をみんなでお出迎えです。

ー最後に、上田さんから読者のみなさんにお伝えしたいことはありますか?

上田さん:そうですね。小さいお子様だけでなく、おとなでも楽しんでいただけると思いますし、自然がとても豊かな施設ですのでお散歩感覚で来ていただいても、楽しんでいただけると思います。

来園された方に、「動物たちが自然の中でいきいきしている」「動物園のイメージが変わった」言っていただけるように、スタッフ一同日々がんばっていますので、たくさんの方に来園いただきたいですね。

ー今日は、長い時間ありがとうございます!最後にもう一度見学をさせていただいてから帰ります!

▼ズーラシアの情報

ズーラシアオフィシャルサイト:

http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/

住所:横浜市旭区上白根町1175-1

編集部のひとこと

とても広大なズーラシアは魅力がたくさんありました。たくさんの動物を見ることできるだけでなく、飼育員からお話を聞けたり、遊べる広場あり、レストランあり。1日中楽しめるお出かけスポットです。

こんな楽しい動物園を陰で支える飼育員、スタッフの方がどのような思いでお仕事をされているかも知ることができ、充実したインタビューでした。

次のお休みは子どもとどこにいこうかなぁ。とお考えであれば、ぜひズーラシアはいかがでしょうか?

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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