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輝く男性インタビュー

みんなに野球をやってもらいたい!未来の野球選手をサポートしながら、BCリーグ参入初年度初優勝をめざす神奈川フューチャードリームス代表の藤本伸也さんインタビュー

神奈川フューチャードリームス代表取締役の藤本伸也さん

神奈川フューチャードリームス代表取締役の藤本伸也さん

2019年6月にルートインBCリーグに正式加盟の承認を得た神奈川フューチャードリームスは、神奈川県で初のBCリーグ参入球団となりました!

このチームを運営する株式会社神奈川県民球団代表の藤本伸也さんは、球団運営を通して子どもたちが野球にふれあう機会を増やし、多くの子どもたちがプロ野球選手になるという夢を持ってほしいとおっしゃいました。

スポーツでしか経験できないことってたくさんありますよね。
心をうたれるインタビューとなりました。ぜひ、お楽しみください。

 

聞き手:たいせつじかん編集部

 

■BCリーグ参入初年度初優勝をめざす!

野球を通じて地域貢献をしたいと考え、自身で神奈川県初の球団を設立した。

野球を通じて地域貢献することを考える

-神奈川フューチャードリームスを作ろうと思ったきっかけを教えてください!

藤本さん:私は藤沢で起業して30年ほどがたつんですが、事業も順調に拡大してきたので、次はこの地域で社会貢献をしたいなと考えていました。

いろいろと考えましたが、私はずっと野球をやってきたので、野球を通じてそれができればベストだなと思っていました。

-ずっと野球をされてきたんですね!どうりで体ががっちりしているわけだ(笑)!

藤本さん:今も草野球をしているんですけど、年齢的にもバリバリできる感じじゃなくなってきました(笑)。でも、これからも野球には携わっていきたかったんです。

それで、5年ほど前にBCリーグの存在を知って、自分の好きな野球でチームを持って、さらに野球を通じて地域貢献していこうと決めました。

-これからも野球に携わっていくことと、地域に貢献していくことのふたつの目的があるんですね。

藤本さん:そうですね!ただ、チームを作ってBCリーグに参入するにはふたつの条件があるんです。

それは、2,000人以上を収容できるスタジアムを所有していることと、隣接県にすでにチームがあることです。

さすがに自前で基準を満たすような大きいスタジアムは持てないし、そもそも神奈川県に隣接する県にチームがないんですよね。

-条件が満たされていないのにどうしてBCリーグに参入ができたんですか?

藤本さん:スタジアムについては、チームで所有していなくてもいいということを知って解決したんですが、隣接県にチームがあるということは困りましたね。

どうしてもこの神奈川県でチームを作りたかったので、BCリーグになんとかお願いをしてルール改正をしてもらい、2018年11月にBCリーグ準加盟、2019年6月に正式加盟の承認をいただきました。

今でも神奈川県に隣接する県にチームはないんですけどね。

ルートインBCリーグへの参入条件をクリアし神奈川フューチャードリームスは誕生した。そして、2019年6月にBCリーグ正式加盟の承認を得た。

さまざまな問題を乗り越えて神奈川県で初のBCリーグ参入球団を作った

-思いが通じたんですね!2019年に加盟されたBCリーグとはどのようなものなのですか?

藤本さん:BCリーグは、日本野球機構(NPB)とは別にある日本独立リーグ野球機構(IPBL Japan)というものに所属していて、東西2地区12球団で構成されています。

そして、東西で6チームずつにわかれシーズンを戦い、それぞれの優勝チームが東西の代表として試合をして、その勝者が四国アイランドリーグの優勝チームと独立リーグ日本一をかけて試合するというのがこれまでの流れでした。

ただ、今年はコロナ禍の影響で、2地区ではなく3地区にわかれ、さらにそこからA・Bにグループわけをして、可能なかぎり移動を減らし試合をすることになっています。

そして、四国アイランドリーグとの日本一決定戦は開催しないことになりました。

-近隣チームでリーグ戦をしているのですね?

藤本さん:そうですね。神奈川フューチャードリームスは、埼玉と40試合、栃木、茨城と10試合ずつの計60試合を戦います。

-BCリーグの優勝が決定するのはいつごろですか?

藤本さん:10月ですね。例年より過密日程で試合をしているので、選手は大変ですよ!埼玉でナイターゲームをした翌日にホームでデイゲームをするなんてこともありますし。

-1日も空いていないじゃないですか!とくに今年は猛暑ですし、デイゲームはとても大変ですね。では、今年チームで掲げている目標を教えてください!

藤本さん:やるからには優勝をめざしています!さらに、BCリーグ参入初年度で優勝したチームはないので、その初めてのチームになることが今年の目標です!

 

■本当の意味でたくさんの子どもたちに野球に触れてほしい

発達障がいのある子どもと施設で生活をする子ども向けの教室運営を考えている藤本さん。

チームスポーツで体験できる感動を子どもたちに届けたい

-チームとしては優勝を目標にするということでしたが、地域貢献の面ではどのように考えていますか?

藤本さん:地域の子どもたちに野球というチームスポーツにふれあえる場をたくさん作っていくことです。

-地域貢献に野球を選んだ理由として、藤本さんが野球をされてきて好きだからということもあるだろうと思いますが、根底には子どもたちにチームスポーツを体験してほしいという思いがあるように感じます。

藤本さん:そうですね。やっぱりチームスポーツは学べることも多く、とてもすばらしいものだと考えているんです。

私もこれまで野球をしてきて、チームスポーツはひとつのプレーに対して全員で喜んだり、悔しい思いをしたりと、感情を共有することができるんです。

さらに草野球をしてより感じたことは、誰かに強制されて集まっているわけでもなく野球が好きな人たちが自然に集まり野球を楽しんでいるので、そこに年齢や立場はいっさい関係ないんですよね。

-たしかに社会人になって働きながらスポーツに携わっている人は、スポーツそのものやそこで生まれる人とのつながりを大事にしている人が多い印象です。

藤本さん:自分も実際に体験してそう感じているから、子どもたちにはもっと体験してもらいたいし、感情の共有やチームスポーツで生まれるコミュニケーションはチームスポーツでしか味わえないものだと思います。

だから、今後は神奈川フューチャードリームスと連携しながら野球教室を開いて少しでも野球に興味をもってもらえるといいですね。

―具体的にどのような野球教室をやろうと考えているか教えてください。

藤本さん:通常の野球教室に加えて、発達障がいのある子どもと施設で生活をする子ども向けの教室運営をしようと考えております。

-まず、発達障がいのある子どもの野球教室とはどのようなことなのですか?

藤本さん:私は別事業で、児童発達支援の運動療法施設を県内に12カ所運営しています。私の身内にも発達障がいをもつ子どもがいて、そのお母さんは24時間子どもから離れられず本当に大変そうでした。

その姿を実際に見ていたときに、お母さんの時間を作れて、なおかつその子どもが安心して社会に出ていけるように支援してあげたいということで、特別支援学級の子どもたちをあずかる運動療法施設を始めました。

その事業をしていくと発達障がいをもつ子どもたちと接する機会が増えるわけですけど、その障害のある子どもたちは肉体的には何も変わらなくて、ただ落ち着きがないとか、動き出したら止まらないとか、大声を出してしまうとかがあるだけで、ひとつのことに取り組む姿勢はすごいんじゃないかと気づき始めたんです。

そういう子どもたちからすごい選手が出る可能性もあるわけなので、発達障がいのある子どもたちの野球教室を開催してサポートしていきたいと思っています。

藤本さんは本業である釣具中古専門店での成功体験を生かし、野球教室でも活用する。

藤本さんの本業でもある釣具中古販売店の経験が生きている

-なるほど!むずかしい問題を抱える子どもたちにとっては、とてもいい機会になりますね。すごくすばらしいお考えだと思います。では、施設の子どもに対する野球教室について教えてください。

藤本さん:こちらも別事業で釣具の中古販売店を営んでいるのですが、こちらでは毎年施設の子どもたちを招いて釣り体験をしてもらうプログラムを行っています。これを展開して野球でもできるように考えています。

釣りも野球も用具が必要なので、やろうと思ってもお金がかかるので手が出しづらいですよね。そうなるとどうしてもあきらめなければいけない子どもたちが出てくるわけです。

でもね、釣りにしたって、野球にしたってやったらすごく楽しいですよ。だったらどうにかして、楽しませてあげる方法はないかと思いますよね。そこで、私たちは中古販売のプロなので、この経験をいかして野球用具を集める方法はないかと考えたんです。

それで、近隣の各スポーツショップ店に野球用具の下取りをお願いしていて、その用具をきれいに手入れして施設の子どもたちにプレゼントすれば野球を始められるじゃないですか。

私たちのスタッフやチームの選手は道具の手入れが得意ですからね!

そうして、施設の子どもであっても、プロ野球選手になる夢を持ってもらえることができるならこんなにうれしいことはないですよね。

-正直、お話のはじめは、起業家が野球好きが高じてプロ野球球団を持ったというお話を想定したのですが、まったく違ったので自分の思考の浅さが嫌になります…

藤本さん:ただ野球が好きだからチームを作ったということではないんです(笑)。

これから先、すべての子どもが有名野球選手になることができる可能性があるのですから、結果はどうであれそこに私たちが力を貸すことができればいいんです。

2020年のスローガン「未来への翔く夢への一歩」を胸に、チーム一丸となって優勝をめざしている。

2020年のスローガン「未来へ翔く夢への一歩」

 

■未来と夢を子どもたちに与えられる存在に

「神奈川フューチャードリームス」というチーム名には、子どもたちや関係するすべてのみなさんに未来と夢を提供すること、そして神奈川県民のみなさんといっしょに成長を続けていくチームになりたいという思いが込められている。

-チームとしてBCリーグ参入初年度初優勝をめざしながら、児童発達支援の子どもたちや施設にいる子どもたちに野球を広めていく神奈川フューチャードリームスですが、今後はどのような組織にしていきたいと思っていますか?

藤本さん:子どもたちの野球教室や地域貢献がいちばんなので、まずは少しずつ小規模な野球教室を始めていき、ゆくゆくはスタジアムにさまざまな子どもたちを集めて大勢で野球教室ができるようにしたいです。

チームとしては、先ほどもお伝えしたように参入初年度初優勝をめざして、ひとりでも多くの NPBに野球選手を輩出していけるようなチーム作りをしていきたいですね。

また、「神奈川フューチャードリームス」というチーム名には、子どもたちや関係するすべてのみなさんに未来と夢を提供すること、そして神奈川県民のみなさんといっしょに成長を続けていくチームになりたいという思いが込められているので、ベストを尽くしていきたいです。

チームスポーツでしか味わえない経験を一ひとりでも多くの子どもたちに経験をしてほしと願う藤本さん

これからも未来と夢を提供し続ける

-これまでお話をお聞きして、神奈川フューチャードリームスの存在意義を明確に理解することができました!最後に、これから子どもたちにスポーツをさせたいと考えていらっしゃる親御さんたちに向けて、野球の魅力を教えてください!

藤本さん:野球にかぎらずチームスポーツは、チームプレーの大切さ、協力し合うことの重要性、そこに生まれるコニュミケーション能力を養えるすばらしいものです!

みんなでひとつの目標に向かって進んでいくこと、そこから得られる喜びを子どもたちには味わってもらいたいし、これはスポーツでしか味わえないことだと思っています。

私たちは、ボールもバットもまったく触ったことのない子どもたちのための野球教室をやっていくので、体験できる場、ふれあえる場に子どもたちを連れて行ってほしいと願っています。

-本当に感動しました!今日はありがとうございました!私も神奈川フューチャードリームスを応援します!

 

編集部のひとこと

ライター

ゆめちゃん

なぜ、プロ野球チームを作ったのかという問いに対して、地域の子どもたちのためなんだという明確な意図があり、そしてそれを実現するためにどのように進めていくのか具体的にお話しいただきました。
子どもたちをとりまく課題を新しいアプローチで解決しようとお考えの藤本さんのお話はとても興味深く共感することが多かったです。

藤本さんの強い思いを背負った神奈川フューチャードリームスは、優勝をめざしてこれからも戦います!

ぜひ、みなさんも応援してください!!!

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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