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輝く女性インタビュー

フリーランスとして新しい働き方を実現する佐藤麻子さんにジョブチェンジの秘訣を聞いてきました!

佐藤麻子さん

大人気ブログ「さとちゃんの湘南茅ヶ崎ぐらし」の著者 佐藤麻子さん

茅ケ崎に移住し、大人気ブログ「さとちゃんの湘南茅ヶ崎ぐらし」の運営など、フリーランスとしてさまざまな企業のお手伝いもする佐藤麻子さん。安定していた大企業での仕事をやめて、茅ケ崎で新しい仕事を手にするまでの彼女の決断の経緯、それにともなう苦悩、その後の生活の変化を聞いてきました。

昨今の情勢で、働き方、働く場所、仕事に対する考え方が大きく変化する中で、非常に気づきの多いインタビューとなりました。

ぜひ、お楽しみください。

聞き手:たいせつじかん編集部

■このままではいけないと気がつくまで

会社員時代の話をする佐藤麻子さん

会社員時代のお話をする佐藤さん

ー大手企業を退職して現在のお仕事に就くまでのお話をお聞かせください。

佐藤さん:自分でいうのもなんですが、責任感が強いほうなので、かなり追い込んで仕事をするタイプだったんです。

今考えれば、膨大な仕事量をこなす生活の中で、肉体的な疲労や人間関係、仕事内容などあらゆる面で、仕事に対するストレスを溜めていっていたと思います。

でも、実際には退職するという決断ができずにずるずると働いていましたね。

ーやはり、転職の決断は難しですよね。

佐藤さん:その時で、すでに40歳を過ぎていたので、この仕事はうちでの小槌だと考えていましたし、転職なんてリスクの塊だと考えていたんです。

ーそう考えてしまうと気持ちとしては逃げ場なくどんどん追い込まれていきますね。

佐藤さん:そうなんですよね。そうこうしているうちに、私が仕切っているとても大切な仕事の当日に会社を休んでしまうんです。その日の朝に「あー、行きたくない。仕事を休もう」と大きな仕事に穴をあけました。

ーその日はもう立ち上がれなかったんですね。

佐藤さん:それまでの自分であれば仕事に穴をあけるなんて考えもしませんでしたが、当時は、気持ちが弱くなってしまっていて他人のせいにばかりしていたように思います。

でも、それから数カ月して冷静になって考えると私がいけなかったのではないかと考えることができるようになりました。

それから、このままではいけないと考えるようになり、上司に半年後に会社を辞めると宣言しました。

ー仕事に穴をあけたことがきっかけになったわけですね。

佐藤さん:今、考えればそうですね。張り詰めた糸が切れてしまって、気がつくことができたのだと思います。

■退職後の自分に自信をつけるためにブログを始める

会社を退職したころの話をする佐藤麻子さん

ーでは、そこから半年間は退職後にやることの準備をしたんですか?

佐藤さん:準備というほどはないですが、自分に自信をつけるために何を始めようと考えていました。

その中で、当時お付き合いしていた人から文章が上手だからブログを書いた方がいいとずっと言われていたので、ブログを書いてみることしたんです。

ーそれが、「さとちゃんの湘南茅ヶ崎ぐらし」のスタートですか?

佐藤さん:そうなんです。私は茅ケ崎に移住してきたので、移住者として疑問に感じた茅ケ崎のことを書くことに決めたんです。

はじめは、できるだけニッチな話題にしたほうがいいだろうと思い、湘南エリアではなく茅ケ崎に絞って書くことにしたら、思いのほか閲覧数が増えたので自信になりましたね。

ー茅ケ崎のニッチな情報を書かれていますよね。具体的に閲覧数が多かったテーマを教えてください!

佐藤さん:引っ越してきてから少しの間、南口側から北口側へ自転車で渡る方法がわからなかったんです。茅ケ崎は生活に必要なお店や公共施設などが北口側に集中しているので、かなり切迫した課題だったんですが、この解決方法を書いた記事や、JRの特急「湘南ライナー」の切符の買い方の記事などがよく読まれていますね。

ー本当にニッチな記事ですね!

佐藤さん:そうなんですよね。こういったことって引っ越ししてきたときに役所からもらう冊子には書いてないので、多くの移住者が気になっていたんでしょうね。

―なるほど、結構茅ケ崎周辺に住む人にだけ刺さる記事なんですね。

佐藤さん:ちなみに、湘南ライナーは通常の線路でなく貨物列車用の線路をはしっているためとても揺れるんですね。この列車に乗るとパソコンをいじって仕事をされている方が多いのですが揺れで電車酔いするんです。

この話も大船より西に住む東海道線ユーザーには結構あるあるでわかるわかるっていうポイントなんですが、乗らない人にはあまり意味の分からない話なんですよね(笑)。

■フリーランスとして仕事を見つけるまで

お気に入りの時計と佐藤さん

インタビュー当日は、お気に入りの時計をつけてきたという佐藤さん

ーでは、お仕事を退職されてからフリーランスとして活躍されるようになるまでのお話をお聞かせください。

佐藤さん:退職後の1年間は何もしないで過ごすと決めていたので、貯金と失業保険でどうにかやりくりしました。

その間に、重大な問題に気がつくんです。ブログが思ったほど収益にならなかったんです…

ーあらっ、それは大変。閲覧数はあるんですよね?

佐藤さん:そうなんです。これだけの閲覧数があれば、広告収入である程度の収益になるのかなと思っていましたが、そうはいきませんでしたね。

しかし、そうであったとしても、1年は休もうと決めていたので休みましたよね。

ー休んでみてどうでしたか?

佐藤さん:やっぱり、1年のブランクは大きかったのか、ここからどうやってフリーランスとして生計を立てていけばいいかまったく思いつきませんでした(笑)。

ー笑いごとじゃないですね!

佐藤さん:そうですよねー。ですから、ビジネスコンサルタントに相談して私ができることや、やっていることを棚卸してもらってビジネスとして提供できることをいっしょに見つけてもらう作業をしました。

そこで、目に留まったことが2つあったんです。

ひとつが、ブログを作り、記事を書くことができるのでブログのコンサルティング業務です。

もうひとつが、お休み期間に茅ケ崎移住者のための友だちづくりコミュニティを私が主催していたので、ある程度集客力があるということでイベントをすることです。

このことから、湘南エリアの経営者の方をイベントで集客して、私のブログコンサルティングサービスを導入してもらおうと考えたんですね。

ーフリーランス佐藤麻子としてのお仕事が決まったわけですね。では、このブログコンサルティングが売れたということですか?

佐藤さん:いえ、これはお仕事にならなかったのですが、イベントで知り合った経営者の方たちとの接点から、さまざまなお仕事をいただけるようになったんです。

最初は、辻堂にある不動産屋さんのお仕事でしたね。

ーなるほど、ブログコンサルティングサービスの営業目的で始めたイベントがきっかけで他のお仕事をもらえるようになったんですね。

佐藤さん:それからは、今に至るまで継続的にお仕事をもらえるようになりフリーランスとして安定して売上をたてられるようになりました。

ー安定してきたなと感じたのは、退職してからどのくらいの経ってからでしたか?

佐藤さん:お休み期間も含めて1年半ですね。1年休んでしまったあとは、焦りましたがどうにかなりましたね。

■自分を見つめ、変化が必要だと感じたら準備をする

ゆるリズム食堂オーナー夫妻と佐藤麻子さん

取材場所のゆるリズム食堂のオーナーご夫妻と佐藤さん

ー今、働き方に対する考え方が大きく変わっていると思います。その中で、変化についていかなければいけないという現実があり、迷いや不安を抱えている方も多いと思います。

大きな変化を経験した佐藤さんご自身の経験から会社員時代と今を比べて、あえて優劣つけるとしたらどちらの方いいですか?

佐藤さん:これは、それぞれのライフスタイルによって全然違いますし、私の退職のころからも比べても情勢も違いますので一概には言えないと思いますので、その点を考慮して聞いていただければと思いますが、私は今の方がいいです。

仮に、今の職場に対して悩みを抱えている方がいるとしたら、働く上で何を重要視しているかを考えてみてほしいと思います。

私は、震災がきっかけで会社のネームバリューや給与の多寡よりも、誰と働くかが重要なんだと気がつきました。

その点で考えると、フリーランスであればいっしょに働く人を選ぶことができますので重要視していることがかなえられていますね。

ーなるほど。仕事に対して重要視していることを考えてみるというのはとても大切ですね。

佐藤さん:それと、自分の背中を自分で押すような変化をつくることもおすすめです。私であれば、茅ケ崎へ移住し通勤時間を伸ばしてみたり、ブログを始めてたりして物理的な変化をおこしてみると、気持ちが軽くなることもあると思います。

ー確かに、不安を解消するにはか具体的に動いてみることで解消されることもありますよね。

今日は貴重なお話ありがとうございました。

 

編集部のひとこと

ライター

せいくん

コロナ禍で、働き方や働く場所が大きく変化するなかで、変化への対応が求められています。これまでの当たり前がそうでなくなってしまう経験を通して、新しい挑戦をしようと考えている方、変化への対応に苦慮している方、いろいろな方がいらっしゃる中で佐藤さんのお話は非常に興味深いお話ではないでしょうか。

ご自身でも不安があったというフリーランスへの転職に挑んだ佐藤さん。ご自信の挑戦を正しいものだったと言えるようにするために、その過程でさまざまな葛藤があったと思いますが、すべてを笑い話に変えて今を楽しまれています。

とても、元気をもらえるインタビューとなりました。

編集部メンバー

編集長
かなさん

ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。

ライター
せいくん

家事全般、特に料理が得意な新人ライター。気も声も小さい。

ライター
ゆめちゃん

好奇心旺盛。食べ歩きや女子会が大好き。いつもTシャツ。

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