輝く男性インタビュー
- 二宮町のプリンスジュンをご存知ですか?独自の視点で新しい挑戦を続ける彼の想いを聞いてきました!
プリンスジュンこと太平洋不動産店長の宮戸淳さん
神奈川県二宮町にある太平洋不動産の店長 宮戸淳さん。インターネットを駆使し二宮町の情報を発信し続ける彼の想いとは。
あることがきっかけで不動産屋の仕事の概念がかわったという宮戸淳さんは、きっと今日もプリンスジュンとして二宮町の新しい魅力を探しています。
緑豊かな里山と、どこまでも広がる海に近い生まれ育った二宮町の魅力を見つけたとき、彼は大きく変わったといいます。新たな進化を続ける二宮町のお話をぜひお楽しみ下さい。
聞き手:たいせつじかん編集室
■一軒の空き家からすべてが変わった
考えが変わった経緯を語るプリンスジュン
ー宮戸さんはプリンスジュンという愛称を使われていらっしゃいますので今日はプリンスジュンさんと呼ばせていただきますが、そもそもなぜプリンスジュンなんですか?
プリンスジュン:今は、インターネットを駆使して二宮町についての情報発信しているんですが、とくにSNSではキャラクターをたたせることが非常に重要だなと考えて、あるときから思い切って自分からプリンスジュンとなることにしました。(一同爆笑)
あとは、私自身が目立つことがそんなに嫌いじゃないんです。(プリンス照れる。一同爆笑)
ー二宮町の情報を届けるための手段のひとつとしてプリンスジュンが生まれたんですね!
プリンスジュン:今は情報がたくさんありますので、発信者として見ていただきたい人、届けたい人に情報を届けること自体が非常に難しいですよね。その中で試行錯誤した結果として生まれましたし、そのためにブログやSNSの発信を続けています。あくまでみなさまに情報を届けるためです(笑)
どんなに魅力的な情報が二宮にあったとしても、届けることができなければ無いことと同じですから。
ーでは、そもそも今のように二宮町を発信するようになったのですか?
プリンスジュン:今から4年前になりますが、古い1軒の空き家をリノベーションして「ブーランジェリーヤマシタ 」というパン屋が二宮町オープンしたんです。私は、この不動産物件の仲介をしました。
最初、借主の山下さんが30年も放置されていたボロボロの空き家を借りたいって言い出した時は「正気か?」と、不安な気持ちになりましたね。この空き家に借りるだけの価値、さらに言えば商売の場としての価値を見つけ出すことがその時の私にはできなかったんです。
しかし、リノベーションによって、とびきりお洒落な空間に生まれ変わった空家は私の不安もどこ吹く風、あっという間にたくさんのお客さんが集まる人気店になりました。そのお客さんも、これまで二宮町ではあまり見かけることが無かったお洒落な人や、感度の高い人などが多く見られるようになったんです。
その件をきっかけに、不動産屋として、空き家を通して二宮町の活性化にいろいろと貢献できるかもしれないと思うようになりました。
そのためには、もっと新しい価値観を持った人や新しいものを生み出そうとする人、情報発信力のある人に魅力的だと思ってもらえる、住みたいと思ってもらえる物件をたくさん見つけていきたいと思うようになりました。町を見渡してみると、可能性に満ちていたのです。
ーそのパン屋さんとの出会いが大きな一歩だったんですね。
プリンスジュン:魅力的なお店を増やしていけばもっと二宮町にたくさんの人に来てもらえる。二宮町に来てもらえれば二宮町の魅力を感じてもらえる。そうして、これを続けていけば二宮に移り住んでくれる人も増えるであろうと考えました。
それまでは、空き家を見つけたら空き家を見ずに、土地を見ていたんです。更地にしたらどのくらいの金額の家が何軒建てられるなという感じです。でも、それからはまずは空き家自体を見るようになりましたね。どうすれば新しい価値をもつ物件に変えられるかを考えるんですね。
あとは、私の外見を変えましたね。
ーどういうことですか?
太平洋不動産の外観です。とてもおしゃれですね!
プリンスジュン:スーツを止めましたねぇ。不動産屋というと夏でもスーツを着て、ネクタイをしめているイメージがあると思います。私自身もそうでしたが、自然豊かで穏やかな二宮町にはきっちりしたスーツ姿が不自然に思うようになりました。会社の内装も含めて、できるかぎりナチュラルでニュートラルな状態でお客様と接したいと思うようになりました。
ーなるほど。これまでの考え方を変えるだけでなく、スタイル自体も変えたんですね!
プリンスジュン:そうですね。不動産屋の視点から言うと空き家活用は儲かる仕事ではないんです。でも、二宮町に訪れる人が増えていることを目に見えて感じるので、そのことがうれしいですし、その喜びはお金には変えられません。不動産屋だからこそできることにやりがいを感じています!
■まだまだ変わる。そして変えていける。
二宮について笑顔で語るプリンスジュン
ー空き家をリノベーションして、新しい店舗として活用いただく事例は増えているんですか?
プリンスジュン:そうですね。最近ではおしゃれで楽しいお店が増えました。隠れ家的なお店もたくさんありますし、今後もオープン予定のお店が続々控えています。
また今では、定期的に二宮駅周辺の路地を利用した昼飲みマルシェ「たびするくま」というイベントが開催されているのですが、このイベントのお客さんの顔ぶれがどんどん変わっていっているんですよね。どんどん新しい人が来てくれている実感があります。
このイベントで、二宮に移住をして自分らしい暮らしをしている人と接してもらって、さらに二宮の街を見てもらって、好きになってもらえるんです。
ーなるほど、そういったイベントを紹介して二宮の良さを体感していただく機会をつくっているんですね!
プリンスジュン:そうですね。移住をするって言っても簡単ではないですが、「きちゃいなよ」ってどんどん誘うようにしていますね。移住してくれた人たちもみんな二宮が大好きになってくれているので協力してくれます!
ーそうなんですね。プリンスジュンの応援団もたくさんいるんですね!
プリンスジュン:もし、お近くに二宮に興味がある方がいらっしゃれば二宮のプリンスジュンをご紹介ください(笑)
ーでは、今後より二宮町が変わっていくために必要なことはなんだとお考えですか?
プリンスジュン:私は不動産屋ですので、不動産を借りたい方と貸したい方の橋渡しが主な仕事です。さらに、今は空き家をリノベーションして貸し出すことにニーズがあるわけですが、そうなると貸し手の大家さんの同意を得なければいけません。今後より必要になることは、大家さんに私たちの考えている未来に共感していただくことだと思います。
空き家には、すごい価値がありそれを再利用することで新しい価値を生み出せるんだということをもっと発信していきたいですね。
ーなるほど。貸し手の視点も必要ですよね。仮にいい空き家を見つけたとしたら大家さんと直接交渉するんですか?
プリンスジュン:そうです。さりげなく、とてもさりげなく切り出しますね(笑)。いい空き家であればあるほど、警戒されてはいけません!
ーそうなんですね!ご自分で歩いて探して、ご自身で交渉されるんですね。では、良い空き家が見つかった場合はどのようにして借り手を集めるんですか?
プリンスジュン:弊社のホームページだけで告知しています。幸い最近では、募集を始めるとかなりの応募がありますので、応募いただいた方には告知した物件の利用方法をプレゼンしていただくようになっています。
ーそれもすごいですね!そのお話だけでも二宮が注目されていることがわかります。
プリンスジュン:これが続くように、いい物件をつくってイベントを実施して、インターネットでどんどん発信を続けていこうと思います。
ー二宮のことをお話される時は本当に楽しそうですね!今日はどうもありがとうございました!
編集部のひとこと

ライター
せいくん
地域を盛り上げる不動産屋としてずっと注目していたプリンスジュンさん。お会いした率直な感想は、二宮町が好きすぎるということです。二宮町のために、できることはどんどんやっていくという姿勢は本当にすばらしいと思います。
情報を届けるには、人と違ってとがっている必要があるということは、大きく括って情報を届けるということを目的とした活動をしているものとして本当に刺激を受けました。
プリンスジュンさんが撒いた種が大きな花をさかせて、二宮町がさらに元気になる日が来るのだと思います。
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編集部メンバー
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ふたりの子どもがいるワーママ。お酒が好き。とにかく声が大きい。 |
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